合唱作曲家 弓削田さんコンサート 諫早・高来西小 命の大切さ学ぶ

ステージ上の弓削田さんと共に歌う児童=諫早市立高来西小

 長崎県諫早市高来町の市立高来西小(古野祐一校長、196人)で11日、佐賀県神埼市の合唱作曲家、弓削田健介さん(36)のコンサートがあった。児童や保護者のほか、地域住民や保育園児ら計約300人が歌を通じ「いのち」や「夢を持つこと」の大切さを学んだ。
 県内の公立学校が5~7月間に1週間設定し、心を育む教育活動を公開する「長崎っ子の心を見つめる教育週間」の一環。旅をしながら全国の学校や病院を巡りキーボードで弾き語りをしている弓削田さんが出演した。
 児童らは弓削田さんと一緒に歌おうと、4月から授業などで歌詞の意味合いを“予習”。本番では、個性の尊重や夢へのメッセージが込められた楽曲「手をつなごう~共に生きる~」や、親が子どもの名前に込めた思いを記した詩から着想した「しあわせになあれ」など4曲を合唱した。
 6年の西尾葉菜さん(11)は「生できれいな歌声を聞けてとても良かった。自分の名前が好きになった」と話した。

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