この夏アーセナルが売るべき5名の選手

『FourFourTwo』は10日、「この夏のマーケットでアーセナルが売るべき5名の選手」という記事を掲載した。

3年連続でチャンピオンズリーグ出場権を逃してしまったアーセナル。ウナイ・エメリ監督就任初年度も好成績は残せず、夏の補強費用も4000万ポンド(およそ58.21億円)しか使えないと伝えられている。

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チームを改善するためには誰かを売らなければならない状態にあるわけだが、ではどの選手を放出すべきなのか?

5位:カール・ジェンキンソン(DF)

まだアーセナルにいることがむしろ不思議かもしれない。アーロン・ラムジーの退団は、彼を生え抜き英国人世代の最後の生存者にした。ジェンキンソンよりも長く所属しているのはコシェルニだけになっている。

相変わらず右サイドバックの4番手という微妙な位置におり、シュテファン・リヒトシュタイナーがいなくなっても厳しい立場だ。給与はそこそこ貰っているとはいえ、どんなオファーでも受けるべきである。

4位:ソクラティス・パパスタソプーロス(DF)

物議を醸すセレクトかもしれない。ソクラティスが今のアーセナルで最も優れたセンターバックだと考える人もいるだろう。しかもコシェルニとナチョ・モンレアルが退団する可能性もある。とはいえ、高齢である彼らの売却で利益を得るのは不可能に近い。

ソクラティスも今夏がまともな額で売れる最後のチャンスかも知れない。彼はそこそこいいDFであるが、責任感の裏側でファウルが多く、不必要にピンチをもたらしてしまうところがある。アーセナルが上を狙うなら入れ替えを考えるべき存在だ。

3位:ムハンマド・アル・ナーニー(MF)

ウナイ・エメリ監督が彼に背番号4を与えた時、今季は中心的な役割を期待されているのかとも思われたが、結局スタメンは5回だけ。58試合のうち17回しかプレーできなかった。

マッテオ・グエンドゥジやルーカス・トレイラが台頭し、さらにグラニット・ジャカもいる。さらにフラムでボランチとして開花したカラム・チェインバースも戻ってくるし、エインズリー・メイトランド=ナイルズも使える。アル・ナーニーをキープしておく必要はナイ。

2位:シュコドラン・ムスタフィ(DF)

ムスタフィはドイツ代表でワールドカップを勝ち取り、3500万ポンド(およそ50.94億円)もの移籍金でアーセナルへとやってきた。それは一流のディフェンダーになることを感じさせる事実であるが、そのパフォーマンスは未だに期待ほどではない。

彼に投資したお金を取り戻すのはもはや不可能になっているが、売却益を他の選手を獲得するための元手にすることは可能だ。

1位:メスト・エジル(MF)

アーセナルの歴史上最も給与が高額な選手であり、それでいて重要な場面で活躍できない存在になってしまっているエジル。ウナイ・エメリ監督からの信頼も決して高くはなく、トップ6との対戦ではほとんど出番がなかった。

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いい選手であることに変わりはないが、今のアーセナルにいるのは両者にとって不幸でしかない。安い額でも売却することでクラブは給与を削減でき、エジルは実力を発揮できる場所でプレーできる。それが重要なことだ。

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