【あるあるw】山を連想させる名前の人に会うとそわそわしてしまう人、集合! 山好きの人ならば、自己紹介のときについ「岳」さんや「梓」さんなど、【山を連想する名前】の人に反応してしまうことはないでしょうか?そして山業界には山に関する名前の人がこころなしか多い気も。どうしてその名前になったのか、由来を山業界人に聞いてみました!今人気の名前もアンケート調査してみましたよ。気になる1位はやっぱりあの漢字でした。

山を連想させる名前の人に会うと、そわそわしちゃう人集合~!

登山好きなみなさんに質問です。突然ですが、自己紹介などで「岳」「梓」「穂高」など【山を連想させる名前】の人に反応してしまった経験、ありませんでしょうか。もしかしてご両親、いや本人も山好きなのか?聞いてみようか??でも違ったら…なんて勝手にそわそわしてしまう…。

そしてYAMA HACK編集部は気が付いてしまったのです。「山の業界人に、山に関する名前が入っている人が結構多い」ということに…!

登山業界で活躍する【山を連想させる名前】の人に「名前の由来」を聞いてみた!

では、実際に登山業界で【山を連想させる名前】の人は、やはり親が山好きだったのでしょうか?名づけの理由を思い切って聞いてみました。

【的場一峰さん】株式会社ヤマレコ 代表取締役社長

山アクティビティでは欠かせないコミュニティサービス「ヤマレコ」代表の的場さんには、山の高い部分を指す「峰」という文字が入っていますね。

山好きのフリーランスナレーター・山本あづささん。やはり「梓川」から命名されたのでしょうか。

ずばり、「梓川」からつけられてます!上高地が両親の思い出の土地であり、日本とは思えないほど美しい風景と清らかな流れの梓川に感動して…とのことです。実は名付けた当時、両親は山好きではなかったのですが…今は両親ともに山好きで、私もその影響で山好きになったので、運命的や!と勝手に感じてます。(山本さんより)

ご両親の思い出の地・上高地の梓川から命名されたとのこと、素敵なエピソードですね!梓川だけではなくて、弓を作る材料でもある「梓」という植物のように、強靭な精神を持ちながらもしなやかな心をもった女性であってほしい、という願いも込められているそうです。

他にも辰野岳史さん(株式会社モンベル代表取締役社長)中根穂高さん(アウトドアショップ「カラファテ」スタッフ)など、山業界で【山を連想させる名前】の方がたくさんいらっしゃいました!

実際今、どんな名前が人気なの?インスタで調査してみた!

では実際、どのような【山を連想させる名前】が人気なのでしょう。YAMA HACKのインスタグラムで「あなたのまわりで「山」を連想させる名前の人はいますか?」とアンケート調査してみました。

ところが、純粋に名前となると結構票が割れてしまう結果に…。そこで、名前に使われていた漢字ごとにランキングを発表していくことにします!

第5位【峰】

ヤマレコ代表の的場さんにも入っていた「峰」という字が5位となりました。峰には「山の頂上」や、物の高くなっている所という意味があります。スケールの大きい人間になってほしい、何かの1番になってほしい、などの意味合いが込められていそうですね。

主な名前:旅峰(りょう)、峰子(みねこ)など

第4位【歩】【聖】

4位は割れる結果になりました。山を歩く「歩」、また聖岳の「聖」を連想させる漢字ですね。

「歩」は前に進む、前進するなどの意味があり、現状をもっとよりよく、自分の足で何でも切り開いてほしいという想いからでしょうか。

「聖」には賢い、清らかである、知的などのイメージがあります。誠実な、尊敬されるような子に育ってほしいという願いが込められていそう。

主な名前:
歩…雪歩(ゆきほ)、歩(あゆむ)など
聖…聖(ひじり)、聖美(きよみ)など

第3位【梓】

3位は「梓」。特に女性の名前に多かったです。梓は樹木や植物を表す漢字だと言われています(どの樹木、植物を表しているのかは諸説あるようです)。大きな樹のように、のびのび育ってほしい、まっすぐ大きく育ってほしい、という願いが込められていそう。山好きとしては「梓川のように雄大な人間になってほしい」などの意も込められていそうですね。

主な名前:梓(あずさ、あづさ)、梓美(あずみ)など

第2位【穂高】

「穂」には、穀物の茎の先の実のつく部分の意があり、実り豊かな人生になってほしい、などの意味が込められていそうです。「高」には、人柄などが優れた人になる、前向きで誇り高く生きてほしいなどの願いが込められていそうです。ですが、やはり山好きとしては「穂高連峰のように凛々しく、たくましく生きてほしい」という意味が込められているのでは?

男性のほうが多めでしたが女性もいらっしゃいました。

第1位【岳】

やはり堂々の一位は「岳」。「岳」には高くて大きな山、険しい山、という意味があります。山のように大きな心を持った人間になってほしい、スケールの大きな人になってほしいなどの願いが込められていそう。

名前にも使いやすい漢字だからか、たくさん名前のパターンがありました。

主な名前:岳(がく)、岳大(たけひろ)、岳人(がくと)、岳彦(たけひこ)、岳秀(たけひで)、岳雄(たけお)、岳志(たけし)、剣岳(けんが)など多数

番外編!こんな名前もありました

「兄弟で山の名前がついている」という人が実はちらほらといらっしゃいました。

「梓」と「穂高」、「空木(うつき)」や「蓮華(れんげ)」で兄弟ですという人もいれば、「五郎」「岳」(野口五郎岳)の兄弟です、という人も。表札や年賀状に家族の名前が書かれた時の「山好き感」を、想像しただけですごい…。

兄弟そろって山に関係する名前を付けるとは、親御さんはもう100%山好き認定して間違いないでしょう。

本人が山好き!とは限らないけれど…

山に関係する名前の人は、本人が山好きかどうかは置いておいて、命名されたご両親や親戚の方はかなりの確率で山好きだと思われます。親としては「(いろんな願いはあるけれど)子供にも山好きになってほしい!」と期待を抱きながら命名しているのでしょう。まあ、実際山好きになるかどうかは「本人次第」ですけどね…!

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