2019年2月に発売されたNEWSのアルバムへ楽曲提供を行うなど活動の幅を拡げるシンガーソングライターKacoが7月17日（水）シングル「ミーナの水槽」をリリースする。今作品も「ミーナの水槽」の歌詞に共作として高橋久美子（ex チャットモンチー）が参加し、『Kacoさんは音楽という海の中をこれからもっともっと自由に美しく泳ぐのだな。この曲を初めて聴いたときそう思いました』とコメントを寄せている。
2曲目はタイトル「東京ベガ」。ホーンセクションをフューチャーしたファンクグルーブを取り入れた。こちらは、大都市の虚無感を皮肉も込めてリリックにしている。なお、両曲とも小倉博和(Gtr)、伊藤大地(Dr)、伊賀航(Ba)、sugarbeans(Key)と強力メンバーがレコーディングに参加。さらには、8月東京、大阪、愛媛と3カ所を同郷の大橋ちっぽけとまわるスプリットツアーも決定。Kacoの動きに益々注目して欲しい。
Kaco セルフライナーノーツ
わざわざ憂鬱になってまで、相変わらずあの人のことを考えていた。
行き止まりのない海を泳ぐのは無茶だという過去の自分の忠告を聞き入れて、
再び海に見立てた水槽の小宇宙をさまよっていく。
この目で見なきゃわからないものに仮説ばかり立てて、たったひとこと、言えないままだ。
夜が迫って来る。いかなくちゃ。
余計なうろこを脱ぎ捨てて、愛をめがけて飛び込んだ。
水槽のガラス越しに見ていた世界を泳いで気付く。
