西武、巨人に逆転負け 辻監督は救援陣におかんむり「2死から銀仁朗に四球は…」

西武・辻監督【写真:福谷佑介】

逆転を許した4回の場面を悔やむ「今日はあの2球が全てだった」

■巨人 9-4 西武(交流戦・12日・メットライフ)

 西武が12日の巨人戦(メットライフ)で接戦を落とした。亀井に初回先頭打者ホームランを浴び先制を許したが、2点を追いかける3回に満塁から山川の走者一掃のタイムリーツーベースが飛び出し逆転に成功。しかし、直後の4回に炭谷のタイムリーなどで3点を失い、再びリードを奪われた。

 その後も西武は源田のタイムリーで1点を返したが、8回にはリリーフ陣がつかまり試合を決められた。先発の十亀は7回7安打5失点で2敗目。打線は5回以降、巨人救援陣の前に得点を挙げることはできなかった。

 辻監督は「不用意にゲレーロに投げた初球と、(若林が)逆球を引っ張りにきたところ。今日はあの2球が全てだった」と4回に逆転を許した場面を悔やんだ。さらに大量リードを許したリリーフ陣には「ビハインドだからね。ただ、2死を取ってからの銀仁朗への四球は話にならない」とおかんむりだった。

 打線は4回2死満塁のチャンスで4番・山川が空振り三振で絶好機を逃した。指揮官は「打者心理では3ボール2ストライクは難しい。あそこで1本出ていたら……。でも、向こうが上だったということ」と切り替えていた。(安藤かなみ / Kanami Ando)

© 株式会社Creative2