インターから10分でアクセス良好! 新アウトドアショップ「CAMP HILLS」を取材 2019年も大小問わずアウトドアショップのオープンラッシュはまだまだ続いています。そんな中、厳選されたセレクトでSNSを賑わせている注目のショップを発見!キャンプ場へのルートで使われることも多い関越自動車道の三芳ICからわずか10分ほどのところにそのショップはありました。

質の高いアイテムが厳選された注目ショップ!「CAMP HILLS」

取材当日、オープン前にショップに到着すると、周辺を掃除しながらおおらかな笑顔で出迎えてくれたのはオーナーの萩原さん。

萩原さんに連れられショップに入ってまず圧倒されたのは、店内を埋め尽くすほどのアイテムの量。壁面から床まで様々なキャンプ道具がぎっしりとディスプレイされていました。

大手・海外メーカーからガレージまで厳選されたセレクト

さらに注目したいのは量に加えてその質。大手メーカーからガレージブランドまでバランスよく揃っている印象です。

単に揃っていればいいという目線ではなく、愛用者が多い人気の商品や話題性が高く入手困難なもの、あると何かと役に立つ気の利いた小物など、しっかりと吟味してセレクトされたラインナップにショップの個性を感じました。

脱サラしてギアショップのオーナーへ

気になったのは、このギアのセレクトの慧眼はどこで養ったのかということ。萩原さんのキャンプ歴を交えながら深掘りします。

ショップを始める前は会社勤めのサラリーマンをしていた萩原さん。都会の喧騒を離れてゆとりのある時間を過ごしたく、約5年前から奥様との共通の趣味としてキャンプを始められたそうです。

まずは、人一倍道具にはこだわりが強いという萩原さんのキャンプスタイルを伺ってみました。

オーナー萩原さんのキャンプの楽しみ方

お気に入りのTheArthのタープ「幕男」の下でヘキサテーブル「しま次郎」を囲み、家族や仲間と食事や会話をしながら過ごしています。

最近はじっくり時間をかけて作るスモーク料理にもハマったりもしてますね。

さすがショップのオーナーだけあって流行りのギアもしっかり取り入れ、自らが参考となるようなキャンプサイト作りを心掛けているようです。

キャンプ中も常にアンテナは全開

仲間と一緒の時は散歩しながら他のサイトを見て、気になるものがあると声を掛けてお話ししたりしています。できるだけのんびりしたいですが、1泊でのキャンプが多く、あまりゆっくりできていないのが現実ですね……。

とにかく道具に目がない萩原さんは、商品知識を養い次なるヒット商品を見つけるためにフィールドでも常にアンテナは全開!最近はお子さまが誕生したり、オープン準備であまりゆっくりキャンプに行けていなかったとか。

CAMP HILLSってこんなショップ

ではショップについて詳しくお話を伺ってみましょう。

ショップをやってみようと思ったきっかけ

キャンプ好きは勿論ですが、特に見た目や使い勝手の良い道具が発売されたらすぐに手に入れたいと思うほど道具が好きなんです。そんな道具に囲まれて仕事ができたら……と思い、約1年半勉強してオープンしました。

準備期間に各地のショップ巡りをしたり、イベントで作り手の方と話して助言をもらったり、とにかくやる気と自信を持ち続けオープンにこぎつけたそうです。

仲間に支えられて作り上げられたショップ

店舗作りは素人なので、内装やディスプレイは悩みましたね。内装は現場で直接お願いして作ってもらったので、希望通りの仕上がりになり満足しています。

ディスプレイはある程度自分で作製して、最後に仲間に手直しをしてもらいました。支えてくれた家族や仲間には本当に感謝です!

オープンまでのエピソードをお話ししてくれる萩原さんの表情はとても朗らかで、周りの方のサポートを得られたのはご自身の人柄によるものだろうな、というのを強く感じました。

ショップの前にあるウッドデッキには実際のキャンプのようにギアがレイアウトされていて、どのようにサイトを作ればうまく仕上がるのかイメージを膨らませることができます。

どのようなショップを目指していますか?

アウトドアフィールドは勿論、自宅や旅行、スポーツの時などでも便利に使えて幅広い世代に楽しんでいただける商品をセレクトするように心がけています。ですので、キャンプが好きな方だけでなく、多くのお客様にご来店いただきたいですね。

近隣には大手のアウトドアショップのWILD-1がありますが、大手にはないラインナップを扱っているところにオリジナリティがあります。

また、大型店とは異なりユーザーとショップの距離が近いというのも個人店ならではの大きな魅力。取材中にも、はるばる遠方から来訪された方と気さくに話しをしている姿が見られました。

店内の一角には、子どもが遊ぶためのキッズスペースも。小さいお子さんがいるファミリーでもじっくり道具選びを楽しんでもらいたい、という気配りが伺えます。

オーナーさんに聞いた注目のアイテムはコレ!

どれもアウトドアファンを唸らせる魅力的なアイテムばかりですが、その中でもイチ推しのものを教えてもらいました。

hアンドo / シェルコンラック・SCウィングトップ

どちらも、多くのキャンパーに愛用されているスノーピークの名作「シェルフコンテナ25」をさらに使いやすくするものです。

シェルコン2個を直接重ねると中の物を取り出しにくく感じていました。ですが、このシェルコンラックに掛けることで取り出しがスムーズに。

天板のSCウイングトップ(6月発売予定)は観音開きになる仕様。片側から調味料などを取り出して、もう片側を調理台にするなどの使い方ができる優れものですよ。

TRIPATH / GURU GURU FIRE

北海道生まれの焚き火台は、斬新な見た目だけでなく、燃焼効率、使いやすさも抜群! 別売のアイアンプレートで鉄板調理や網焼き風の調理も可能なんです。

灰の受け皿と薪台がケースとなり、パーツが全てコンパクトに収納できるのも秀逸です。

この「TRIPATH」の焚き火台は、発売間もない頃にご自身で探し当て、関東では最も早く取り扱いを始めたのだそう。

いち早く他のショップには無いギアを仕入れることで、お客様を常に飽きさせないショップ作りを目指しているとのこと。これは毎回訪れるのが楽しみですね!

他にも人気のsanzokumountainの焚き火台などもしっかり取り揃えていましたよ。

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今後に期待が膨らむCAMP HILLS

ひとつの夢を形にした萩原さんですが、今後やってみたいことはあるのでしょうか?

当店駐車場裏のスペースで、テントの展示販売をしたいと考えています。店内にテントと一緒にテント全体の画像は貼ってありますが、やはり高額なお買い物になるので……。テントが張られている様子を直接見て、触れてもらい検討していただきたいなと。

常に頭にあるのは、いかにお客様に満足してもらうかということ。そんな萩原さんにとってキャンプとは何なのかを聞いてみました。

サラリーマン時代は、時間に追われたりいろいろなプレッシャーを感じて過ごしてきました。そんな中で、キャンプは時間を忘れて過ごせるとても居心地のいい場所です。

当店にご来店いただいた方にも、同じような気分を味わっていただきたいですね。

ショップオーナーとしての道のりはまだ始まったばかり。今後も定期的に新しい商品が増え、進化していくであろうCAMP HILLSのこれからが楽しみです。

【CAMP HILLS】
●住所:〒354-0024 埼玉県富士見市鶴瀬東2-15-10
●営業時間:平日 12:00〜20:00、土日祝 10:00〜18:00
●定休日:不定休
●アクセス:東武東上線鶴瀬駅東口より徒歩4分

●インスタアカウント:@camphills_2019

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