24三振を喫したブリュワーズが延長14回の熱戦を制す

【ブリュワーズ6-3アストロズ(延長14回)】@ミニッツメイド・パーク

ブリュワーズは、3対3の同点で迎えた延長14回表にマイク・ムスターカスの21号2ランとヘスス・アギラーのタイムリーで3点を勝ち越し。アストロズ先発のジャスティン・バーランダーの前に7イニングで15三振を喫するなど、チーム合計24三振を喫しながらも延長戦を制し、敵地ミニッツメイド・パークでの2連戦を1勝1敗で終えた。ブリュワーズ先発のブランドン・ウッドラフは7回4安打3失点と試合を作り、7回裏にエリック・テームズがバーランダーから9号同点ソロ。ブリュワーズのリリーフ陣は5人が合計7イニングを1安打無失点に抑え、6番手のエイドリアン・ハウザーが今季2勝目(1敗)をマークした。

とにかく奇妙な勝利だった。ブリュワーズは1回表にライアン・ブラウンが11号ソロ、2回表にヤスマニ・グランダルが15号ソロを放ち、2点を先行したが、バーランダーの前に三振の山を築き、7イニングで15三振。得点圏に走者を進めたのは、先頭のテームズが二塁打を放った5回表と、クリスチャン・イェリッチとムスターカスのヒットで一死一・三塁のチャンスを作った9回表の2度だけだった。延長戦に突入してもチャンスを作れない展開が続いたが、延長14回表一死一塁の場面でムスターカスが勝ち越しの21号2ラン。さらにグランダルが二塁打を放ってこの試合3度目のチャンスを作り、アギラーのタイムリーでダメ押しした。アストロズは球団新記録の24奪三振をマークするも勝利には繋がらず。バーランダーは奪った15個の三振すべてが空振り三振だった。

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