保釈の傷害致死被告に実刑 宮崎地裁

 知人男性を殴り死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた都城市天神町、氷販売業藤本滿芳被告(65)の裁判員裁判の判決公判で、宮崎地裁(福島恵子裁判長)は13日、懲役7年(求刑懲役8年)を言い渡した。藤本被告は公判中の6日に保釈されていたが、判決を受けて保釈は失効、収監された。保釈請求の原則許可を定める刑事訴訟法は、傷害致死を含めた重大犯罪を例外としている。一方、保釈率は全国的に上昇傾向にあり、識者は「勾留長期化への批判もある中で、今後も保釈率は高まる」と見通す。

© 株式会社宮崎日日新聞社