年金支給日 特殊詐欺防止へ 各署が注意促す

通話録音機を設置し、説明する署員(右)ら=長崎市

 浦上、大浦、稲佐各署は14日、年金支給日に合わせ、特殊詐欺の被害に遭わないよう高齢者らに注意を促す啓発活動にそれぞれ取り組んだ。
 浦上署は近隣の自治会関係者や民生委員と、十八銀行道の尾支店前(葉山1丁目)で啓発ビラを配布後、高齢者宅を訪問。楢林順子さん(78)宅では、特殊詐欺電話の“撃退”効果が期待される自動通話録音機を設置した。
 署員から県内では同機の設置世帯で被害が出ていないとの説明を受け、楢林さんは「実際にかかってきたら冷静に判断できないかもしれない。(設置で)安心ですね」と話した。
 大浦署はダイヤランド保育園の園児5人を「1日警察署長」に委嘱し、同行新戸町支店(新戸町2丁目)周辺で啓発活動。稲佐署は同行稲佐中央通支店(曙町)周辺で地域安全サポーターらと注意を呼び掛けた。

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