小児がん経験の小学生 16日にレモネードで寄付呼び掛け

自作した紙芝居をレモネードスタンドで朗読する栄島四郎さん=横浜市西区

 恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)で16日開催される小児がん支援を目的としたチャリティー活動「レモネードスタンドフェスタ」に、小児がん経験のある栄島四郎さん(11)=横浜市立平沼小6年=が出店する。栄島さんの活動に賛同した横浜国立大学の学生らと共にレモネードを販売。売り上げは、日本小児がん研究グループに寄付される。

 4歳の時に脳腫瘍の手術を受け、現在も通院を続けている栄島さん。小児がんを患った米国の少女がレモネードを売って病気の子どもたちのために募金を集める物語を知り、2016年からイベントなどでレモネードスタンドの出店を重ね、大学病院などへの寄付を続けてきた。

 昨年11月に開かれた、地域の人との交流会「横浜レモネードパーティー」で四郎さんの活動を知った横国大の学生らは、「力になりたい」とレモネードスタンド用の屋台を制作。栄島さんの意見を取り入れながらデザインし、白地に「黄」「緑」のレモンカラーを着色して仕上げた。

 当日は屋台でのレモネード販売に加え、自作した紙芝居の朗読や、他の小児がん経験者らとのトークセッションへの参加も予定している。栄島さんは「ぜひ遊びに来て下さい。紙芝居も楽しみにしてもらえれば」と呼び掛けている。

 同フェスタは午前10時半~午後3時。

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