リゾーの一発でカブスが逆転勝利 ダルビッシュ好投

【カブス2-1ドジャース】@ドジャー・スタジアム

カブス先発のダルビッシュ有が7回2安打1失点、ドジャース先発のウォーカー・ビューラーが7回2安打無失点と好投し、ロースコアの接戦となった一戦は、9回表にアンソニー・リゾーの19号逆転2ランが飛び出し、カブスが2対1で勝利を収めた。1点リードの9回表にクローザーのケンリー・ジャンセンを投入し、逃げ切りを図ったドジャースだが、先頭のクリス・ブライアントに死球を与えたあと、リゾーに打った瞬間それとわかる逆転アーチを被弾。カブスはその裏を4番手のペドロ・ストロップが無失点に抑え、1点差で逃げ切った。カブス3番手のカイル・ライアンが今季2勝目(1敗)、ストロップは今季8セーブ目をマーク。ジャンセンは今季2敗目(2勝)を喫した。

今季2勝目を目指して先発のマウンドに上がったダルビッシュは、厳しいコースへの制球が安定し、見逃し三振を量産。7回109球を投げて今季2度目の2ケタ奪三振となる10個の三振を奪ったが、うち7個が見逃し三振だった。序盤の3イニングを1安打無失点に抑えたあと、4回裏先頭のアレックス・ベルドゥーゴに先制の5号ソロを浴びたものの、4回裏一死からコディ・ベリンジャーに四球を与えたあとは打者11人をパーフェクト。球数が100を超えた7回裏は、一死からマックス・マンシーとマット・ビーティを連続三振に仕留め、自身の快投を締めくくった。打線の援護がなく、日本時間4月28日(ダイヤモンドバックス戦)以来となる今季3勝目はならなかったものの、今季ベストと言っても過言ではない見事なピッチング。防御率は試合前の4.98から4.65まで改善された。

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