横浜市は、女性に偏りがちな家事育児の分担について考えるリーフレット「家事シェアシート」を作成した。共働き世帯の現状や、どう分担するかのヒントを紹介した上で、各カップルが自由に目標を立てて書き込める作りになっている。国の男女共同参画週間(23~29日)に合わせて、17日から各区役所や市内の結婚式場などで配布する。
リーフレットには、2018年度の市の調査で、共働き世帯の妻が家事・育児に費やす時間が1日5時間9分だったのに対して、夫は1時間4分だった結果を掲載。
家事を分担するヒントとして「2人が同時に別の家事をこなす」「思い切ってその家事はやめる、という選択肢も」など4項目を挙げている。また、それらのヒントを参考にしながら、具体的な目標や達成時期を書き込む自由記入欄も設けた。
A3判の二つ折りカラー。より多くの人に手に取ってもらおうと、表紙はプロ野球・横浜DeNAベイスターズの選手らが飾り、ラミレス監督のメッセージも付いている。
市男女共同参画推進課は「今よりちょっぴりすてきな暮らしのために、幅広い方々が家事シェアを話し合うきっかけになれば」と話している。