ヤンキース・田中 2安打10奪三振完封で今季5勝目

【レイズ0-3ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースの田中将大が、同地区ライバルのレイズを相手に圧巻の2安打完封を演じ、今季5勝目(5敗)をマークした。序盤3イニングをパーフェクトに抑えた田中は、4回表先頭のオースティン・メドウズに初安打を許したものの、後続を抑えて無失点。5回表二死からウィリー・アダメスのヒットを浴びたが、それ以降に出した走者は四球による1人だけだった。レイズ打線に付け入る隙を与えず、奪三振も今季初となる2ケタ(10)に到達。7回の時点で球数はすでに90を超えていたが、8回表と9回表をいずれも三者凡退に抑え、111球で9イニングを投げ抜いた。田中の完投と完封はいずれも今季初。完封は通算4度目となった。

田中が快投を続けるなか、レイズ先発のヨニー・チリーノスと対峙したヤンキース打線は、3回裏一死からキャメロン・メイビンがヒットで出塁(中堅ケビン・キアマイアーのエラーで二進)し、二死後に1番のDJレメイヒューが先制の8号2ラン。5回裏には先頭のメイビンがレフトスタンドへ4号ソロを放ち、リードを3点に広げた。その後は追加点を奪えなかったが、田中の快投により3対0で勝利。2位レイズとのゲーム差を1.5に広げることに成功した。なお、この試合がヤンキースでのデビュー戦となったエドウィン・エンカーナシオンは「5番・指名打者」で先発出場するも、4打数ノーヒット1三振。レイズ先発のチリーノスは6回3失点と試合を作ったものの、打線の援護がなく、今季3敗目(7勝)を喫した。

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