諫早名物「おこし」をアレンジ 古民家でカフェイベント パウダーをつける「つけおこし」や「和風おこしパフェ」

カレー粉などを付ける「つけおこし」セット(右)と「和風おこしパフェ」(左)

 諫早名物の菓子「おこし」を新感覚のアレンジで味わえる「おこしカフェ」が、長崎県諫早市西小路町の古民家スタジオ「アスタースクエア」で開かれている。抹茶などのパウダーを付ける「つけおこし」、アイスクリームとカステラとともに食べる「和風おこしパフェ」など個性的なメニューが並んだ。23日まで。
 蒸して乾燥させた白米(乾飯(ほしいい))と水あめ、砂糖で練り固めたおこしを幅広い世代に知ってもらおうと、市民有志が従来と違う食べ方を発案。古民家を交流スペースに再活用しているスタジオがメニュー化し、期間限定のイベントで初お披露目した。
 「つけおこし」(コーヒー、ほうじ茶付き500円)は、きなこやココア、カレー粉、梅昆布茶などの8種類から3種類を選択。甘めの粉はピーナツおこし、辛い粉は青のりおこしに付ける。おこし入りのコーヒーやほうじ茶(各300円)は、熱で軟らかくなったおこしの食感が特徴。
 パフェ(600円)を食べた男性(24)は「おこしが見た目より食べやすく、おいしい」と感想。主宰する河浪静里奈さん(25)は「“令和元年創業”のおこしカフェ。諫早の新名物として楽しんでほしい」と話した。イベントは午前10時~午後5時(21~23日は午後9時まで)。アスタースクエア(電090-9609-3766)。

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