西海市、医療費助成 高校生まで拡大検討

 西海市は18日、小中学生を対象とする子どもの医療費助成について、来年度に高校生まで拡大するよう検討していることを明らかにした。子育て世帯の負担軽減と定住促進につなげたい考え。
 同日の定例市議会一般質問で、杉澤泰彦市長が渕瀬栄子議員(共産)に答えた。
 杉澤市長は、10月に始まる国の幼児教育・保育無償化により、市が独自に実施する保育料軽減策の財源を、他の施策に振り分ける見通しが立ったと説明。「来年度当初予算への計上を検討したい」と述べた。
 市こども課によると、現行制度は、医療費の自己負担分について、一つの医療機関につき1日800円を超えた分や、1カ月で計1600円を超えた分を市が助成している。
 県内では、松浦市と北松佐々町が高校生まで医療費助成をしているという。

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