ソウル―対馬空路 延期 CIQ調整必要 7月以降に

 韓国のソウルと対馬市との間で小型ジェット機のチャーター運航を計画している航空会社「コリア・エクスプレス・エア」(ソウル、KEA)は19日、当初計画していた20日からの就航について「対馬の税関・出入国管理・検疫(CIQ)当局との調整が必要」として、初便の就航予定を7月上旬以降に延期すると明らかにした。
 当初の同社事業計画書によると、小型ジェット(定員50人)で金浦(キンポ)空港-対馬空港間を1時間で結び、20日の就航後は隔日で1往復運航。26日から10月31日までは毎日1往復する予定だった。
 同社は「早ければ7月上旬に就航し、観光のハイシーズンとなる同19日から8月18日までは毎日1往復、その後は10月30日まで週3回の運航を目指したい」としている。
 対馬空港を管理している県対馬振興局は「CIQを含めた受け入れ体制整備に向け、国県市一体で取り組んでいるところだ。期限は区切れないが、引き続き、就航実現に向けて対応していきたい」としている。


© 株式会社長崎新聞社