工場併設ありあけマルシェがオープン 限定品や規格外も

オープン初日から大勢の買い物客が訪れた「ありあけマルシェ」=藤沢市菖蒲沢

 菓子製造販売を手掛けるありあけ(横浜市中区)の湘南工場(藤沢市)に21日、工場併設型の新店舗「ありあけマルシェ」がオープンした。特別価格の規格外品をはじめ、主力商品「ありあけのハーバー」を生かしたオリジナルの限定スイーツなどを取りそろえた。地元農作物を使ったパンも販売し地産地消促進にも取り組む。

 ハーバーを製造する同工場の一角に設けた同店内には、製造ラインで規格外になった「焼き立てハーバー」がずらり。ハーバーとパウンドケーキを合わせた新開発の「ハーバーケイク」、ハーバーとフルーツが入ったロールケーキや大福といった同店限定品、正式な商品化前の菓子を販売。賞味期限間近コーナーもある。

 「パンのセントラル工場の役割もある。店舗従業員の負担を軽減し、働き方改革の推進も狙い」と藤木久三会長。堀越隆宏社長は「ガラス張りの店内では作っているところが見えるので買い物と一体で楽しめる。お客さまの声を聞くマーケティングの場にもしたい」と話している。

 火曜日定休。営業時間は午前10時から午後6時。問い合わせは、同店0466(49)3061。

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