関係者47人から聴取 マラソン使途不明金で三浦市

三浦市役所

 三浦市などが主催する三浦国際市民マラソンの実行委員事務局で発覚した使途不明金問題で、市は21日、これまでに職員を含む関係者47人から延べ112回聴取したことを明らかにした。市は「調査を継続し、真相解明に取り組みたい」と述べた。

 同日の市議会第2回定例会の調査特別委員会で、市側が明らかにした。

 背任容疑で刑事告発され、懲戒免職処分になった元事務局長が横浜地裁横須賀支部に申し立てた自己破産の手続きが2月に終了したことも報告。市と実行委が損害賠償を請求するために届け出た約3200万円は免責の対象外と確認されたと説明した。市の担当者は「実行委と共に厳しい姿勢により適切に対処していく」とした。

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