アスレチックス劇的サヨナラ チャップマンが逆転弾

【レイズ4-5xアスレチックス】@オークランド・コロシアム

1対1の同点で迎えた9回表にレイズが3点を勝ち越し、勝負の行方が決まったと思われた一戦は、アスレチックスが9回裏にレイズのクローザー、ディエゴ・カスティーヨから4点を奪い、劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。3点を追う9回裏のアスレチックスは、先頭のロビー・グロスマンが四球で出塁し、カスティーヨの暴投で二進。一死後、ジュリクソン・プロファーも四球を選んで一・二塁となったが、代打のボー・テイラーが見逃し三振に倒れ、二死に追い込まれた。しかし、マーカス・セミエンのタイムリーで1点を返すと、続くマット・チャップマンが左中間への17号逆転サヨナラ3ラン。まさかの大逆転勝利に、本拠地オークランド・コロシアムは大歓声に包まれた。

レイズ先発のチャーリー・モートンが7回途中4安打1失点、アスレチックス先発のフランキー・モンタスが8回4安打1失点と好投した一戦は、1対1の同点のまま9回に突入。レイズは9回表にアスレチックス2番手のブレイク・トライネンを攻略し、アビサイル・ガルシアと崔志萬(チェ・ジマン)のタイムリー、ウィリー・アダメスのスクイズで3点を勝ち越したが、アスレチックスがその裏に4点を奪い、試合をひっくり返した。9回裏二死二・三塁の場面でサヨナラ弾を放ったチャップマンは「本塁打は狙っていなかった。良いスイングをして2人の走者を還すことだけを考えていたんだよ」とコメント。体調不良でチームを離れているボブ・メルビン監督に代わって指揮を執っているベンチコーチのライアン・クリステンソンは「ジェットコースターみたいに感情が変化した試合だったよ」と試合を振り返っていた。

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