30年ぶりの大雨の沖縄慰霊の日

太平洋戦争の沖縄戦は、梅雨入りとともに激化し、梅雨明けで終わりました。沖縄本島南部の糸満市摩文仁で陸軍司令官らが自決した6月23日が「沖縄慰霊の日」となっていますが、この日は、沖縄の梅雨明けの平年日です。
沖縄慰霊の日に行われる沖縄全戦没者追悼式は、梅雨明け後で、ほとんどが晴れた日に行われますが、令和元年は、平成元年以来30年ぶりに大雨の中で行われます。
平成元年は、追悼式の翌日に梅雨明けでしたが、令和元年は追悼式の約1週間後になりそうです。沖縄では、あと一週間は大雨に対する警戒が必要です。
また、沖縄の梅雨明け後は、西~東日本で梅雨末期豪雨に警戒が必要です。

気象予報士・饒村 曜

画像について:図 沖縄県那覇の16日先までの天気予報

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