2018-19シーズンで、アヤックス快進撃の原動力となったオランダ代表DFマタイス・デ・リフト。
若さと実力を兼ね備えた19歳については各国のビッグクラブが熾烈な獲得競争を繰り広げており、一部では既にユヴェントス移籍が決定したとの報道も。
今回は、そんなデ・リフトを獲得することに失敗した各クラブが獲るべき5名の選手をご紹介しよう。
メリフ・デミラル(サッスオーロ)
サッスオーロ所属でトルコ代表のDF。
クラブには今冬の移籍市場でチームに加わったにも関わらず、デ・ゼルビ監督の信頼をすぐに獲得。先日行われたEURO2020の予選では世界王者フランス代表を枠内シュートを0に抑えて一躍有名人となった。
そんな彼についてはアトレティコ・マドリーが狙っていると伝えられるが、一方でユヴェントス移籍に近付いているとも。
まだ21歳という若さでありながら実力もある。デ・リフトよりも安い移籍金で獲得できる選手として良い選択肢となるだろう。
クリスティアン・ロメロ(ジェノア)
ロメロはアルゼンチン出身のセンターバックだ。
彼も世代交代が必須であるユヴェントスへの移籍が噂されており、ユーヴェのレジェンドである元ウルグアイ代表DFパオロ・モンテーロと比較されている。
それはイエローカードをもらう回数が多いことと、積極的なプレーにある。実際、かなり無茶なタックルをすることもあるが退場することが多いわけではない。
ユーヴェのキエッリーニが「待っているぞ」というメッセージを伝えたとされるが果たして。
カリドゥ・クリバリ(ナポリ)
ナポリで不動のセンターバックとして活躍するセネガル代表のDF。
一対一の守備の強さが一番の売りだが高さ、速さ、読み全てが一流だ。リヴァプールのファン・ダイクと並び“世界最高のCB”と評されている。
彼についてはマンチェスター・ユナイテッドなどが狙っていると言われるが、今が選手として一番脂が乗っており、移籍するとしたらかなり高額となるはず。
ただ、それでもその金額に見合う選手であることに間違いなく、挑戦してみる価値はあるはずだ。
オザン・カバク(シュトゥットガルト)
オザン・カバクは、デミラルと同じトルコ代表のDFだ。
ガラタサライで期待の若手として頭角を表し、冬の市場でシュトゥットガルトに移籍。そこでいきなり活躍したが、チームが降格したため移籍の噂が浮上している。
実力で言えばまだデ・リフトには及ばないだろうが若さと潜在能力を持っており、近い将来トップクラスの選手になれる逸材だ。
チームが降格したこともあり、移籍金もかなり安く済む。ビッグクラブで即戦力というわけにいかずとも今のうちに獲得して損はないだろう。
コスタス・マノラス(ローマ)
ローマに所属するギリシャ代表のDF。
実績と経験、実力を兼ね備えた28歳は、攻撃面でのサポートには少し難があるものの守備だけで言えば「世界最高」のものを持っていると言える。
契約解除金も3600万ユーロ(およそ44億円)と言われているが年齢的には今が一番良い時であり、彼の実力を考えればかなりお手頃かもしれない。
ローマがCL出場を逃し、FFPの問題を抱えていることを考えれば、移籍する可能性は十分にあるだろう。