最強×最速のリーダー結束『SCノット』を使い込んで分かった“メリットとデメリット” 手順が簡単で強度が出せると話題となったSCノット。実はここ数か月、使いこんでいました。70センチ弱のギンガメアジから20キロオーバーのマグロまで、対大物で実戦強度を体感。本音で良かった点、悪かった点を語ります。

話題のSCノット

ルアー業界に衝撃をもたらしたSCノット。

最強×最速の呼び声も高く、使用を悩んでいる方も多いことでしょう。

というわけで!

使いこんでみた

実際に自分で使ってみないことには、自信を持ってオススメできません。

ここ数ヶ月間、SCノットを使い込んでみました。

SCノットのメリット

まずはSCノットの良いところから。ぼくが感じたところを正直に明かしたいと思います。

確かに簡単

FGノットやMIDノットと比べると圧倒的に簡単ですね!

指に巻き付ける手間もないし、編み込みもなくただ巻き付けるだけなので、慣れてしまえばFGノットよりも早く組むことができます。

太いPEラインでもノットが決まりやすい

FGノットでは結束が少し難しく強度が出にくい3号以上のPEラインでも、SCノットであればしっかりと結束することができます。

簡単に組めるのでオフショアのジギングやキャスティングなど、船の上でノットを組むときにも重宝しますよ!

強度は間違いない

SCノットの強度は間違いありません。

画像は70センチ弱のギンガメアジ。ドラグを一切出さずにキャッチしています。

釣り仲間は80センチオーバーのカンパチをキャッチ。こちらもSCノットです。

極めつけはぼくの相方である、ハヤマ氏!

20キロクラスのマグロをSCノットでキャッチしています。

SCノットのデメリット

簡単で強度が高いSCノットにも少し使いにくいと思う点がありました。

細いPEとの相性△

PE0.5号以下の細いPEラインでは、相性が悪いと感じました。

ノット部の摩擦がとても強いノットなので、ラインが摩擦に耐えられず締め込みで切れてしまうことがあります。

結びこぶが少し大きい

FGノットと比べ、結びこぶが一回りくらい大きいです。

ノット部をガイドに巻き込んで投げる人には少し使いにくいかもしれません。

結束にコツがある

巻き付けるだけの簡単なノットですが、完璧に結束するためには少しコツが必要です。

全てのノットに共通することですが、完璧に組めるようになるためには何度も練習する必要があります。

特徴を理解して使うことが大切

SCノットは簡単で強度が高いノットですが、万能なノットではないというのがぼくの結論。

FGノットや10秒ノット、MIDノットなどそれぞれのノットの特徴を理解して、適した場面で使うことが大切です。

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