快適な排便を促す「うんこダスマン体操」に挑戦 「みんなにやさしいトイレ会議」実行委 「便育」シンポ

「うんこダスマン体操」に挑戦する来場者たち=長崎市、諏訪小体育館

 排便の大切さを学ぶ「便育」をテーマとしたシンポジウムが23日、長崎市諏訪町の市立諏訪小体育館であり、親子連れら約150人が便秘をせずに快適に排便する方法を学んだ。
 便育について学んでもらおうと、市民ボランティア団体「みんなにやさしいトイレ会議」実行委(竹中晴美委員長)が開いた。
 同市万屋町の「やなぎクリニック」の柳忠宏院長が講演。便秘を改善して週3回以上すっきりと排便するために、(1)排便を我慢しない(2)よく眠る(3)食物繊維を取る(4)排便の際に前かがみ35度の姿勢を取る-などが必要と教えた。
 便育に詳しい絵本作家の村上八千世さんも講演し、屋外で思い切り遊んで身体を動かすと、おなかの力が鍛えられ、良い排便につながると説明。「遊びを毎日忘れずにやってほしい」と呼び掛けた。
 快適な排便を促す「うんこダスマン体操」の指導もあり、来場者は村上さんの絵本のキャラクター「うんこダスマン」と一緒に体操を楽しんだ。
 便秘に苦しんだ経験があるという同校4年の寺平治生君(9)は「食べ物をよくかんで食べ、健康なうんちを出そうと思った」と話した。

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