「ホームレス中学生」が特殊詐欺グループの仲間だった! 闇営業問題で揺れる中、女性からキャッシュカードを盗み逮捕

特殊詐欺グループの忘年会で闇営業していたことが発覚した雨上がり決死隊の宮迫博之等の活動休止の謹慎処分を吉本興業が発表した24日、吉本興業の「麒麟」の田村裕原作の自伝小説をドラマ化した「ホームレス中学生」(フジテレビ)主演を演じた俳優・黒木辰哉容疑者が、群馬県警に窃盗容疑で逮捕されたことが報じられました。

黒木容疑者は、特殊詐欺グループの「受け子」として、被害者からキャッシュカードを騙し取った疑いが持たれています。

6月2日、群馬県藤岡市の女性宅に電話をかけて、銀行データが流出して詐欺に遭った可能性があるという嘘の話で、女性を不安に陥れて、警察官を装った黒木容疑者が女性宅を訪問。女性からキャッシュカードを預かり、印鑑を取りに行かせている間に、ニセモノのカードとすり替えて、キャッシュカードを盗みました。

その後、現金500万円以上が口座から引き出されたのを不審に思った女性が娘に連絡し、娘が警察に相談したことで事件が発覚したそうです。防犯カメラから、黒木容疑者が浮上したとのことです。

「麒麟の田村裕に似ているルックスでシンデレラボーイ的にドラマの主役を授かった黒木辰哉容疑者には、実力以上のキャスティングだったのかもしれません。後の仕事が続かなかったのでしょう。いきなりドラマに出演していると顔も知られていますし、本人にもプライドがあるから普通のアルバイトはできないものです。『受け子』は、一回で普通のアルバイトの数日分の報酬を稼げますから、悪友に誘われたらハマってしまいます。『受け子』は、懲役2年くらいが相場なので出所後に再犯するケースも多いそうです。」(週刊誌記者)

詐欺、薬物は再犯率が高いと言われていますが、更生できるように周囲の人間関係の断捨離、生活を立て直せるような安定した仕事が必要になります。

「演技力を犯罪に活かしてしまうのは、俳優としてあってはならないことです。シンデレラデビューした役者の中には、最初の役を超える仕事が来なくて、苦しんでいる人も少なくありません。」(芸能プロダクション関係者)

再犯なく更生できることを祈ります。(文◎星野純連)

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