「演劇集団キャラメルボックス」の運営会社が破産開始決定

 (株)ネビュラプロジェクト(TSR企業コード:292931123、法人番号:2011201010082、中野区中野3-21-9、登記上:中野区中央5-2-1、設立1991(平成3)年2月、資本金1000万円、加藤昌史社長)は6月19日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には永野剛志弁護士(東京丸の内法律事務所、千代田区丸の内3-3-1)が選任された。
 負債総額は債権者228名に対し5億2071万円。

 1985年創業の演劇興業会社で、劇団「演劇集団キャラメルボックス」を運営していた。キャラメルボックスは早稲田大学の演劇サークル出身者を中心に結成された劇団で、脚本・演出家の成井豊氏らが旗揚げ。また、人気俳優の上川隆也さんがかつて所属していたことでも知られ、演劇界では有数の知名度を誇っていた。
 当社はキャラメルボックスの公演企画、ノベルティ製作、俳優マネジメントを手掛ける運営会社として2006年1月期は売上高約10億1000万円をあげていた。
 しかし、その後は観客動員の伸び悩みなどから売上は減少に転じ、2018年1月期は売上高約5億円に落ち込んでいた。こうしたなか、2019年5月31日にはキャラメルボックスが公式サイトで活動休止する旨を発表していた。

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