今月行なわれたコパ・アメリカ2019で、日本代表はグループステージで2分け1敗という結果に終わり、決勝トーナメント進出はならなかった。
その中で中島翔哉も口に出していたのが決定力。シュートを放ちながらもゴールの枠を外れることが多く、特に動き出しの質に優れる上田綺世のミスが目立つ結果となった。
とはいえ、シュートは打たなければ入らないもの。2018-19シーズンの欧州リーグで最も枠を外した数が多い選手を『Whoscored』で調べてみると、こんなランキングになったぞ。
10位:ドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ)
シュート数:126本
枠外シュート数:51本
今季は8ゴールを決めたサッスオーロのエース。積極的にシュートを放っていく左利きの攻撃的MFが10位となった。
9位:ラウール・ヒメネス(ウォルヴァーハンプトン)
シュート数:111本
枠外シュート数:52本
ゴールの際にマスクマンとなったパフォーマンスでも話題に。メキシコ代表FWはプレミアリーグで13ゴールを決めているが、2本に1本は枠の外だ。
8位:リオネル・メッシ(バルセロナ)
シュート数:170本
枠外シュート数:53本
リーガでのゴール数は36。圧倒的な数字を残しているが、シュート数も極めて多く、そのうち53本を外した。彼でもやはり打たなければ入らないのだ。
7位:エディン・ジェコ(ローマ)
シュート数:131本
枠外シュート数:53本
今季はいつもの得点力が鳴りを潜めたと言われたジェコ。それでも131本のシュートを放ち、9ゴールを決めているぞ。
6位:フェデリコ・キエーザ(フィオレンティーナ)
シュート数:133本
枠外シュート数:54本
この数年で大ブレイクを果たした21歳のサラブレッド。ウインガーながらもフィオレンティーナでは6ゴールを記録。その理由は圧倒的なシュート数にあることもわかる。
5位:ファビオ・クアッリャレッラ(サンプドリア)
シュート数:141本
枠外シュート数:56本
36歳でセリエA初得点王に輝いたクアッリャレッラ。141本のシュートを放ち、26ゴールを決めてみせた。枠外は56本。
4位:アンディ・ドゥロール(モンペリエ)
シュート数:119本
枠外シュート数:57本
元フランスビーチサッカー代表という異例のキャリアを持つ。モンペリエを上位に引き上げたFWは119本のシュートのうち57本を外したが、14ゴールを奪取している。
3位:アレクサンダル・ミトロヴィッチ(フラム)
シュート数:131本
枠外シュート数:57本
降格したフラムの最前線で孤軍奮闘したミトロヴィッチ。11ゴールを奪った長身ストライカーもシーズントータルで57本を外していた。
2位:ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
シュート数:144本
枠外シュート数:58本
2位はバイエルンのエースであるレヴァンドフスキ。22ゴールを決めた彼も58本を枠の中に入れられなかった。
1位:クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)
シュート数:177本
枠外シュート数:63本
1位はダントツの数字でクリスティアーノ・ロナウド。21ゴールを記録した今季のシュート数は177本。60本以上を枠外に外したのは彼だけである。
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これを見れば、ゴールを決めている選手はその分やはり外している数も多い。チャレンジを繰り返すことによって得点を重ねているのだ。上田絢世も萎縮せずどんどん感覚を研ぎ澄ませてほしい。