テレQ（TVQ九州放送）で放送している、さすらいの料理番組「ごちそうマエストロ」（日曜午前11：55）。毎回、ロバート・馬場裕之が上野敏子と共に旬の食材を求めて産地を訪れ、アイデアレシピを披露している。その7月7日放送回に、ゲストでロバート・秋山竜次、山本博が登場。昨秋以来となる“ロバートそろい踏み”のロケに同行した。
場所は福岡県那珂川市の、のどかな田園エリア。オープニングで「日本最古のあるもの」を撮り終えた一行が、1人で無農薬野菜を栽培する農業生産者の畑へ移動してきた。旬を迎えた夏野菜の採れたてをガブリッという想定のシーンなのだが、さすがはお笑い芸人、「やっぱり調理した方がおいしいんじゃないの？」とトボケる。もちろん、食べた後の感想を強調する伏線なのだが、実際に味わうと、もぎたてを手にしながら「これ茹（ゆ）でてあるでしょ！」とさらにボケをかぶせておいしさを表現し、笑いを誘っていた。
畑での撮影後、宣伝用映像を収録。その一部を紹介しよう。
上野「今回のゲストはロバートの秋山さんと博さんです」
秋山、山本「よろしくお願いしま～す」
馬場「ようこそ」
秋山「ん？ いつも一緒にやってるだろ！ 何だよMC面しやがって」
馬場「MCだよ。3年もやってるんで」
山本「3年！ すごいですね」
馬場「2人がゲストにくると、数字（視聴率）もぐんと上がるんですよ」
秋山「そんなことないだろ」
馬場「いや、上がりましたよ、実際。前回、来てくれた時が視聴率歴代1位」
山本「全体の？」
秋山「（まんざらでもないように）おいおいおい」
上野「和牛さんも一緒の時のね…」
山本「ん？ ちょっと待って？ 俺らの力じゃなくって？（笑）じゃあ、今回（はロバートだけなので）逆に結果が出るってことだよね。やばいやばいやばい」
上野「いや、でも福岡では（皆さん）活躍されているから」
秋山「馬場が頑張っているからなんで。でも、実のところは心配しているよ」
山本「（上野に向かって）大丈夫なんですよね？」
上野「しっかりされています」
秋山「本当に？ 半年に1回くらいはこうして調べにこないと」
馬場「監査役みたいだよ（笑）」
秋山「一応、ロバートのボケとしてね、置いているわけだから。面白い感じになんないと、看板下ろさせてもらうよ？ フランチャイズだからさ（笑）。ロバートと名乗りたいんだったら、ある程度、面白い発言してくれないと」
馬場「フランチャイズの本社のやつだよ」
山本「やめろよ、そのパワハラが最近、問題になってんだからさ」
秋山「（山本に向かって）あなたもですからね（笑）」
山本「えっ？」
上野「きびしー。ところで、イベントもあるんだそうですね」
秋山「そうなんですよ」
山本「福岡パルコさんでね。『ロバート激ヤバ祭』（https://www.tvguide.or.jp/news/20190619/12.html）というやつです」
秋山「芸歴が20周年ということで、ちょうど芸が成人を迎えまして。やっと世に出していいのかなと。僕らのコントの世界観みたいのをね、詰め込んでね」
山本「すごい数のブースを作りまして」
馬場「見たり、体験したり、写真撮れたりだとか」
上野「あっ、そうなんだ」
馬場「そんなのがたくさんあるんで、入ったらしばらく見ていられるなと思います」
上野「そう、何分ぐらい？」
秋山「（絶句）…『何分ぐらい？』はやめてもらっていいですか？（笑）人それぞれですよ。たっぷり見たい人は1時間いけます。ただ、人によっては…8分だったり（笑）」
山本「いやいやいや、ちゃんと見たら8分じゃ終わんないよ（笑）」
その後、一行は調理シーン撮影のため、近くの公共施設「ミリカローデン那珂川」へ移動する。調理室内では撮影準備の間、ロバートの3人と上野はメークや衣装を整えながら、今回の生産者の家族らと雑談。サインや記念撮影にも応じていた。
調理シーンではまず、生産者の男性自ら自慢の夏野菜を使った料理を披露。本人は無意識なのだろうが、この男性の言動が格好の“エジキ”となってロバート3人から総ツッコミを受けることに。現場はかなり盛り上がっていた。その後、馬場考案のメニューを調理するシーンへ。ここでも、秋山と山本がボケやツッコミを容赦なく放り込んでくる。今回、馬場はデザートを含めて3品も作るため、秋山と山本のボケどころも多かったようだ。ただ、この3品、馬場ならではの配慮から用意されたもので、その真相を知った秋山と山本の反応がみもの。また秋山は、収録中にある単独行動を取ったのだが、その場面が放送で採用されるかどうか。
合計4品の料理とゲストを加えた出演陣、ロバートのイベント告知などなど…。放送が7月7日だけに七夕飾りのごとく、おいしさと面白さと見どころが満載となったようだ。ちなみにテレQのチャンネル番号は「7」。
