男劇団 青山表参道X☆人気俳優が集結する大注目の劇団が新公演に挑む!
2017年にオスカープロモーション所属の若手俳優たちで結成された「男劇団 青山表参道X」。2018年の旗揚げ公演「SHIRO TORA~beyond the time~」に続き、この7月、約1年ぶりに第2回公演「ENDLESS REPEATERS -エンドレスリピーターズ-」が上演されます。本作は、劇団メンバーがルビー、サファイア、エメラルドの3チームに分かれ、トリプルキャストでおくるオリジナルの密室劇。出演者から栗山航、塩野瑛久、飯島寛騎、定本楓馬を迎え、舞台への意気込みを語ってもらいました。結成から約2年半を迎えたメンバー同士のプライベートエピソードや意外な一面も!
──ついに第2回公演が決定しました。今のお気持ちをお聞かせください。
栗山「1回きりで終わらなくてよかった」
全員「(笑)」
栗山「…っていう思いが正直あります。2回目が決まってホッとしました」
塩野「旗揚げ公演から1年越しに第2回公演が実現しましたが、もっと発信できる場を増やしていきたいなと思っていたので、“やっと上演できる!”という思いが大きいですね。規模に関わらずお芝居をやっていきたいなという思いがあります」
──前回の公演で得たものというのは?特に飯島さんは初舞台でしたが。
飯島「お芝居以外にも殺陣、ダンス、歌といろいろあったので、見せ方の可能性を広げられたのかなと思います。それまで映像のお仕事だけだったので、本当に勉強になりました。見に来てくれた友達からは『意外と良かった』っていう声が多くて、その『意外と』っていう言葉がうれしかったです。なので、第2回公演も見に来てくれる方々は楽しみにしてくれていると思うので、その期待を裏切らないようにしたいと思います」
定本「僕は先輩方と一緒にお芝居できたのが大きかったですね。これがミュージカル『テニスの王子様』を卒業して初めての舞台で。『テニス~』は同世代が多かったので、こうして先輩方と共演するというのは新鮮で、教えていただくこともとても多くて刺激的な1カ月でした」
──前回の公演「SHIRO TORA~」では、メンバーのどんな一面が見られましたか?
栗山「(村上)由歩とゆもっちゃん(湯本健一)が前回お笑い担当だったんですけど、毎日のようにネタを変えていたのが刺激的でした。芝居に対する思いが強いんだなってあらためて感じられてよかったです」
塩野「お芝居でどこに重きを置いているかっていうのが大体分かりました。最初に内面的な部分を重視する人もいれば、相手から見た伝わりやすさを重視する人もいて」
──“この人、振り覚えが早いな”と思ったメンバーはいらっしゃいますか?
塩野「(定本)楓馬は早かったよね?」
飯島「早かった。ダンス普通にうまいし」
定本「『テニス~』で鍛えられたからですかね(笑)。それを生かせたかなっていうのはあります」
塩野「あと、(長田)翔恩が意外と殺陣がうまかったね」
──リーダーの栗山さん、副リーダーの塩野さんはやっぱりそうやって他のメンバーをよく見ていらっしゃるんですね。
栗山「他のみんなよりちょっと余裕があったので、多少そういう点で気を使えるところはあったのかな。でも、自分がいいと思うことをやったほうが絶対面白くなると思うので、そこまで口は出さなかったですね。悩んでるのかなと思ったら話を聞いたりはしましたけど」
飯島「僕は栗山くんに殺陣のことを結構聞きました。安心感があって、すごく細かく教えていただいて。他の方々にも『こうしたほうがいいよ』とアドバイスいただいたり、すごく周りに助けられました」
──そんな旗揚げ公演を経ての第2回公演ですが、前回とはまたガラッと違った密室劇ですね。しかも3つのチームに分かれて、トリプルキャストという形で。
栗山「僕は(飯島)寛騎と同じルビーチームで、一緒にいることが多いですね」
飯島「前回の『SHIRO TORA~』でもコンビで」
栗山「そうそう。だから、またか…って(笑)」
飯島「ハハハ! そうね」
栗山「とはいえ、前回とは全然違う話になっているので、また違ったコンビ感を見せられればなと」
塩野「僕らサファイアは、すごく親しみやすいメンバーばかりです。由歩と(西銘)駿と僕はレッスン終わった後に飲みに行ったりもしているので、仲良くやっていけるかなと。お芝居の話がしっかりできる人たちなので楽しみですね」
定本「僕のいるエメラルドのメンバーは、今までガッツリ絡んだことがない人ばかりで。でもみんな個性的で、体を動かすのが得意な人だったり、英語が得意な人だったりと違う分野に長けた人たちがギュッと集まったので、化学反応が楽しみです」
──各チームのお芝居はどんな感じになりそうですか?
栗山「ルビーは個々が立っていますね」
塩野「一番アクが強いチームなんですよ」
栗山「で、サファイアは一番ちゃんとお芝居になりそう」
飯島「そんな気はする(笑)」
塩野「ルビーは個々のキャラクターがすごく立っていて、サファイアはバランサーが多いので話がちゃんと成立しそう。で、エメラルドはそのどっちもイケそうな感じ」
栗山「エメラルドは、忠実に演じる部分もあるし、若いパワーでドンって抜ける部分もありそう。脅威だよね」
──アドリブなどにもチームのカラーが出そうですね。
塩野「演出の川尻恵太さんは、けっこうアドリブを求めてくる方らしいって聞いた」
栗山「面白いことが好きな方だから、思いついたことをどんどん試したほうがいいかもね。別のチームにゲスト出演するメンバーもいて、そこでは自分のチームで演じるのと違う役をやるんだよね。僕は1役しかやらないけど」
塩野「えっ、栗山くんはゲストの日ないんですか?」
栗山「そうなのよ(笑)」
飯島「俺、あるよ」
栗山「そうだよね。俺だけないの(笑)。みんな単純にやることが倍になるし、チームの雰囲気に合わせていかないといけないし、大変だよね」
塩野「俺、笑わせ合いって苦手なんだよなぁ…。笑いのセンスがないから(笑)」
栗山「あっきー(塩野)はそのまま突き抜けていったほうが面白いと思うよ。普通にしている時の天然が面白いから。笑わせようと思ってないところが一番面白いんですよ」
──皆さんがパーソナリティーを務められたラジオ(ニッポン放送ナイタースペシャル『男劇団 青山表参道X~ぼくら、失敗しないので~』)でも、塩野さんはすごく自由な方だなという印象でした。
栗山「そう、すごく自由なんです。話しだしたら止まらないもんね? そのラジオの時も放送作家さんに止められてたんですよ。『アニメの話が長過ぎる』って(笑)」
一同「(笑)」
栗山「めっちゃ面白かった。だから、そのままいけばいいと思うよ」
塩野「分かりました(笑)」
──劇団の結成から約2年半経ちますが、振り返ってみていかがですか?
栗山「だらける人がいないんですよね。これだけ人がいれば、やる気がない子とかいてもおかしくないのに、みんなすごくすてきな、熱意のある子ばっかり」
塩野「どんどんみんなのことを知ることができていますね。例えば栗山くんが殺陣がうまいと聞いていたけど、実際目の当たりして“やっぱりすごいな”とか。みんなのことを観察していて、そういう新たな発見が日々あります。劇団になる前まではそれほど交流があったわけではなかったので」
──今は、プライベートで一緒に遊びに行ったりは?
塩野「ありますね」
定本「僕、この間立花(裕大)さんと卓球をしました。卓球がうまくなりたいなと思っていて…」
栗山「『世界卓球』狙ってんの?」
定本「いや、狙ってないんですけど」
一同「(笑)」
定本「ごめんなさい(笑)。で、立花さんがめちゃくちゃうまいっていうのをお聞きしてお付き合いしてもらって。オシャレな感じの、若者たちが遊ぶ用の卓球台だったんですけど、そこで2人してTシャツになって全力で3時間ぐらいやってました」
塩野「俺も駿とVR行ったわ」
飯島「1、2年前からずっと行きたいって言ってましたもんね」
塩野「そう。VRの施設が新しくできたって聞いて行ったんですよ。シューティングのやつやって、楽しかった」
栗山「意外とアッキー怖がりなんだよね」
塩野「ホラーはほんとダメよぉー…」
一同「(笑)」
栗山「意外じゃない? 強そうなのに」
塩野「怖いと口調が荒くなる(笑)」
栗山「ホラー映画見ないの?」
塩野「見ない!」
栗山「何それ、女子じゃん(笑)。ホラー映画のオファー来たらどうするの?」
定本「出たら意外と克服できるかもしれない」
飯島「出るのは、見るのとはまた違うんじゃない?」
塩野「いやー、お化け役の人のメークが完成するまでを最初から見て、“大丈夫、大丈夫”と思って怖くないようにする」
一同「(笑)」
栗山「ホラー映画出てみたいんだよなー、俺」
塩野「本当ですか!?」
栗山「ちゃんとした雰囲気作ってもらって撮影するの。ちゃんとした廃屋とかで…」
飯島「ハイオク?」
定本「廃墟」
飯島「ああ! ガソリンかと思った」
栗山「ちゃんとしたガソリンってなんだよ(笑)」
一同「(笑)」
──栗山さんは、怖いのは平気なんですか?
栗山「大好きなんですよ。ホラー映画も部屋真っ暗にして1人で見るのが好きで」
定本「何度か振り返っていません?」
栗山「振り返る。トイレ行くのも怖いんだけど、それが楽しいっていう」
一同「(爆笑)」
──(笑)。では最後に今後の目標を教えてください。
定本「まだまだ、僕たちを知ってくれている方って少ないと思います。でも、どんどん知ってもらえるチャンスは増えていて。より多くの方に“この劇団の公演を見たい”と思ってもらえるように頑張ります」
塩野「『面白かった』って言ってもらうのが一番ですね。その一言をもらうために切磋琢磨(せっさたくま)して、厳しいことも楽しいことも共有してやっていけたらと思います」
飯島「自分たちが役者なんだというところを見せていきたいです。見に来てくださったお客様をがっかりさせないよう、その分楽しさをお届けできたらと思います」
栗山「劇団の名前をまだちゃんと覚えていらっしゃらない方もいて、『あの…、青山劇団?』とか言われるんですよ」
飯島「言われるー(笑)」
栗山「『表劇団 青山男参道X?』とか(笑)。だから、まずは名前をより多くの人にしっかり覚えてもらえるようしたいです。そのためには、舞台でも素晴らしいパフォーマンスをして、一つ一つの経験を着実に積み上げていきたいなと思います」
【プロフィール】
男劇団 青山表参道X
オスカープロモーション所属の今をときめく若手男性俳優たちが集結し、’17年に結成されたエンターテインメント集団。お披露目イベントやファンミーティングを行いながら、’18年6月には旗揚げ公演「SHIRO TORA~beyond the time~」を上演した。
栗山航(くりやま わたる)
1991年6月15日東京生まれ。双子座。A型。
塩野瑛久(しおの あきひさ)
1995年1月3日東京生まれ。山羊座。
飯島寛騎(いいじま ひろき)
1996年8月16日北海道生まれ。獅子座。B型。
定本楓馬(さだもと ふうま)
1995年11月23日北海道生まれ。射手座。A型
【作品情報】
第2回公演「ENDLESS REPEATERS -エンドレスリピーターズ-」
7月20~28日
東京・品川プリンスホテル クラブeX
資産家の邸宅に侵入し、失敗して死を迎えたはずの強盗集団。彼らはひょんなことから永遠に時間を繰り返すはめになり…。メンバーが3チームに分かれ、トリプルキャストで笑いあり、涙あり、歌あり、踊りありの完全オリジナル密室劇に挑戦する。
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ハガキでの応募方法は「TVガイド」7/5号(P114)をご覧ください。
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取材・文/高瀬純 撮影/mika ヘア&メーク/武部千里、北崎実莉(S-SIZE)