今夜、宗方班長が卒業…井ノ原快彦と寺尾聰が雨の中、涙の別れ

テレビ朝日系にて6月26日に最終回が放送される連続ドラマ「特捜9 season2」(水曜午後9:00)がクランクアップを迎えた。同ドラマは、井ノ原快彦演じる浅輪直樹をはじめとする“特捜9”こと警視庁捜査一課特別捜査班のメンバーが、難事件に挑んでいく人気刑事ドラマシリーズ。最終回では、昨年放送されたシーズン1で特捜班を立ち上げた班長・宗方朔太郎(寺尾聰)と、浅輪ら特捜班のメンバーに別れが訪れる。

寺尾のラストカット撮影当日は、井ノ原と寺尾の別れを惜しむかのように激しい雨が降る中で、去っていく宗方班長を浅輪が見送るという重要なシーンの撮影が行わた。周囲の声が聞き取りづらいほどの雨が降りしきる中、撮影は順調に進みついにオールアップ。スタッフの「寺尾聰さん、オールアップです!」という声が響いた瞬間、寺尾と井ノ原はガッチリと握手、そして熱い抱擁を交わした。涙を流し、力強く抱き合う2人の姿に固い絆を感じるクランクアップとなった。

クランクアップを迎えた井ノ原は、「渡瀬(恒彦)さんから受け継ぐ形で去年から『特捜9』という形で始まり、まだまだ頼りない主演ですけれど、3年目からがスタートだと思っているので、来年もできたらいいなと思います。班長は今回でいなくなってしまいますが、寺尾さんから『渡瀬さんから受け継いだものを大事にしてください』とおっしゃっていただきました…。毎日毎日、キャストやスタッフの皆さんの顔を見ながら仕事をしていて、一生懸命やっている姿を間近で見て、心からみんなの幸せが僕の幸せだなって感じました。本当にありがとうございました!」と寺尾への感謝と、シーズン3への意気込みを語った。

また、今作で卒業となる寺尾は、「コイツ、井ノ原快彦は最高です! 僕はいなくなるんですけど、これからも井ノ原快彦を支えてあげてください。よろしくお願いします!」とチーム「特捜9」の座長へ最大限への賛辞を送った。

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