アイ・ロボティクス、マイクロ・ドローンによる狭隘部のドローン点検サービスを開始

株式会社アイ・ロボティクスは、リックス株式会社、一般社団法人日本ドローンレース協会(以下:JDRA)、およびマイクロ・ドローン撮影を得意とする増田勝彦氏(株式会社エウレカ)と共同して、狭隘部に直径8~19cm、重量170g以下のドローンを送り込み撮影するソリューション・サービスを開発した。

狭隘部イメージ

同サービスの実現により、煙突、管路、トンネル内等の狭隘部や発電所ボイラー等の「人が立ち入ることのできないエリア」の点検が可能となる。

使用されるドローンはレースやホビー用に開発された小型な機体等を改造しており、ヘッドマウントディスプレーなどを介して、操縦者が自ら飛行する感覚で撮影と点検を行えるという。また、1機あたりが安価なため、複数機を運用した機動的な対応を低コストにできるとしている。

また、アイ・ロボティクスはJDRA及び増田氏と協力して、独自に技能研修プログラムを開発した。同プログラムを受講の上「実運用検定試験」に合格し、別途「業務用無線資格」を取得すると、各種規制に準拠したサービスをドローン運用事業者でも開始可能になるという。

なお、アイ・ロボティクスでは、以下の日程でマイクロ・ドローンを利用したデモンストレーションを行う。

■東京開催
日時:7月29日(月) 13時~16時
場所:LIFORK Lab(東京都千代田区大手町二丁目3番2号大手町プレイス ウェストタワー地下2階)
※参加を希望する場合はアイ・ロボティクスまで連絡が必要

■大阪・名古屋・福岡開催
8月以降を予定
※詳細は決定次第、アイ・ロボティクスHPにて順次発表

また、アイ・ロボティクスは今後の展開を見据えて、エン・ジャパン株式会社、マネックスベンチャーズ株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、ドローン・ファンドからの第三者割当増資による資金調達を行った。

同社は、ハードウェアのみならずソフトウェア分野への投資や、ドローン・ロボットによる高所外壁作業の自動化・省力化を進めると同時に、データ解析の人工知能化をさらに進めていきたいとしている。

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