ロイヤルズ・ドージャー 9回表に逆転グランドスラム

【ロイヤルズ8-6インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

3点ビハインドで迎えた9回表、インディアンスのマウンドには今季セーブ成功率100%(22/22)のブラッド・ハンドが立っており、ロイヤルズの逆転勝利は絶望的に思われた。しかし、ロイヤルズは3連打で1点を返すと、さらに無死満塁のチャンスを作り、オールスター・ゲームのファン投票(三塁手部門)で最終ラウンドに進出しているハンター・ドージャーが左中間への13号逆転グランドスラム。難攻不落の守護神・ハンドから5点を奪い、まさかの逆転に成功した。「本当に最高だよ。彼はとても素晴らしい投手だからね。でも、僕は自分の前を打つチームメイトを信じていたし、彼らがチャンスを作ってくれたおかげさ」とドージャーは喜びを爆発させるとともにチームメイトへの感謝を口にした。

ロイヤルズがグレン・スパークマン、インディアンスがシェーン・ビーバーの先発で始まった一戦は、初回にインディアンスがオスカー・メルカドのタイムリーで先制。5回表にロイヤルズがウィット・メリフィールドの2点タイムリー二塁打で逆転すると、その裏、インディアンスはロベルト・ペレスが14号同点ソロ、マイク・フリーマンが2号勝ち越しソロを放ち、すぐさま試合をひっくり返した。6回表にロイヤルズはルーカス・デューダのタイムリー二塁打で同点としたが、インディアンスは6回裏にタイラー・ネークインが5号勝ち越し2ラン、7回裏にカルロス・サンタナが18号ソロを放ち、3点をリード。しかし、ロイヤルズが9回表にハンドから5点を奪い、8対6で逆転勝利を収めた。ロイヤルズ3番手のケビン・マッカーシーが今季2勝目(1敗)、4番手のイアン・ケネディが今季10セーブ目をマーク。ハンドは一死も取れず5失点の大誤算で今季3敗目(4勝)を喫した。

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