日産 デイズ 魅力は性能だけじゃない! 丁寧につくられた内外装デザインにも注目【新旧比較】

日産デイズ 新旧比較

進化したのは機能だけじゃない、内外装デザインもさらに魅力的になった

日産の先進技術と三菱の軽自動車づくりのノウハウを融合させた新世代の軽ハイトワゴン、日産 デイズがフルモデルチェンジされ、2019年3月の発売から約3か月が経過した。順調に売れているデイズだが、その理由は軽自動車のイメージを覆すようなクオリティが評価されたからではないだろうか。新開発のパワートレインやプロパイロットを搭載するなど、従来の軽自動車にはない魅力を実現している。

機能だけではなく、外装や内装のデザインも様々な部分で進化している。当記事では新型デイズがどのように変わったか、新型と旧型の画像で比較をしていく。

新型デイズ スッキリとした外装デザイン成立のカギは先進機能?

軽快感が増したフロントビュー

日産デイズ新旧比較
日産 デイズ DAYZ 旧型 2013

▲左:新型デイズ ハイウェイスター/▲右:旧型デイズ ハイウェイスター

日産デイズ新旧比較
日産 デイズ DAYZ 旧型 2013

▲左:新型デイズ/▲右:旧型デイズ

新旧同様にデイズ ハイウェイスターはスタイリッシュ、デイズは可愛らしいデザインとしている。デイズ ハイウェイスターではグリルが大きくヘッドライトが小さいデザイン、デイズは対照的にコンパクトなグリルと大きめなヘッドライトレンズにより柔らかいデザインが特徴的だ。

日産 新型デイズ ベースグレード
日産 新型デイズ ベースグレード

▲左:新型デイズ ヘッドランプ/▲右:新型デイズ V字型グリル

新型デイズのフロントマスクは今の日産車に共通するV字型グリルを備え、上質に造り込んだ。旧型デイズに比べ、グリルもコンパクトになり、グリルの位置を高めることで、より可愛いらしくフレンドリーなデザインになったのではないだろうか。

日産 新型デイズ ハイウェイスター G ターボプロパイロットエディション
日産 新型デイズ ハイウェイスター

▲左:新型デイス ハイウェイスター ヘッドランプ/▲右:新型デイズ ハイウェイスターフロントグリル

新型デイズ ハイウェイスターでは、マルチレフタイプLEDを2段配列したヘッドランプや、立体的な造形により高級感のあるクリスタルカットグリルなど、先進感のあるデザインとなり、メッキ部分も少なくなったことから旧型よりもソリッドなデザインとなった。

上部は引き締まり、下部はボリューム感が増したリアビュー

日産 新型デイズ ハイウェイスター X プロパイロットエディション
日産 デイズ DAYZ 旧型 2013

▲左:新型デイズ ハイウェイスター/▲右:旧型デイズ ハイウェイスター

日産デイズ新旧比較
日産 デイズ DAYZ 旧型 2013

▲左:新型デイズ/▲右:旧型デイズ

ナンバープレートの位置が上がり、下半身のボリュームを出したことで筋肉質な雰囲気となり、シルエットが正方形に近い形状になったことで安定感のあるリアビューとなった。これにより、リアガラスが若干小さくなったようにも見える。

躍動感のあるサイドビュー

後方に向かって持ち上がるような意匠が旧型に比べ強調されている。キャラクターライン(ボディに立体感を与えるボディサイドに走るライン)の位置が旧型よりも高くなり、旧型よりも窓幅が狭くなったことで走りを意識させるデザインとなった。

日産 新型デイズ ハイウェイスター X プロパイロットエディション
日産 デイズ DAYZ 旧型 2013

▲左:新型デイズ ハイウェイスター/▲右:旧型デイズ ハイウェイスター

日産 新型デイズ ベースグレード
日産 デイズ DAYZ 旧型 2013

▲左:新型デイズ/▲右:旧型デイズ

サイドビューをご覧いただくとわかるように、サイドウィンドウが狭くなり、運転席からの斜め後方の視界は悪くなった。そのため、バックでの駐車をする際など、後方の死角が増えてしまうというデメリットがある。そこをアラウンドビューモニタと、新しい専用ナビが解決している。

インテリジェントアラウンドビューモニターと9インチの専用ナビでますます便利に

バックビューモニターは幅広いグレードに備わっているが、左右方向から急速に接近する自転車などを見落としやすい。不安な場合は、クルマを真上から見下ろしているかのような映像を見ることが出来るインテリジェントアラウンドビューモニターの追加をオススメする。(Sグレードは装着不可)

日産 新型デイズ ハイウェイスター X プロパイロットエディション

旧型と同様に、ルームミラーにもインテリジェントアラウンドビューは映し出されるが、映像が小さいため見易いとは言い難い。しかしディーラーオプションの9インチ大画面ナビと組み合わせることで、ドライバーからもさらに見えやすくなる。また移動物検知機能がついており、色の変化によって歩行者などの移動物がいることを知らせてくれることで危険を感知しやすくなっている。

日産 新型デイズ ベースグレード
日産 新型デイズ ハイウェイスター X プロパイロットエディション

▲左:9インチのモニターに表示される/右:新型のミラーに表示されたアラウンドビューモニター

ディーラーオプション設定になっている純正ナビとインテリジェントアラウンドビューの組み合わせは、新型モデルの大きな魅力の一つではないだろうか。実際にこの2つは人気のオプションとなっており、購入時に注文するユーザーが多いとのこと。このように機能が進化したからこそ、攻めたデザインが可能となったのかもしれない。

運転中の快適性への配慮が行き届いたデザインの内装

日産 新型デイズ ハイウェイスター X プロパイロットエディション
日産 デイズ DAYZ 旧型 2013

▲左:新型デイズ/▲右:旧型デイズ

旧型はインテリアにこだわり、タッチパネル式のオートエアコンを採用するなど、軽自動車には今までなかった機能や質感を加えたことによって、ユーザーから好評を得ていた。そのため、新型も同様に高い機能と質感の内装となっている。

日産 新型デイズ ハイウェイスター X プロパイロットエディション
日産 デイズ DAYZ 旧型 2013

メーター周り ▲左:新型デイズ/▲右:旧型デイズ

メーター内のディスプレーも解像度が高くなり、様々な情報がコンパクトに表示されるようになった。それにより、必要な情報がひと目で分かるようになった。タイヤの向きが表示されるなど、運転に不慣れな人を支援する機能も追加されている。

日産 新型デイズ ハイウェイスター X プロパイロットエディション
日産 デイズ DAYZ 旧型 2013

シフトレバー・エアコンパネル ▲左:新型デイズ/▲右:旧型デイズ

高級感をさらにに高めながら、表示が大きくなり使いやすくなっている。

収納スペースやドリンクホルダーなどを使いやすく設計

新型デイズは収納スペースも進化している。それぞれのスペースごとに収めるもの決め、詳細に設計されている。容量だけ確保されている収納よりも、モノがスッキリと入れられ、取り出しやすいという点でも進化と言えるだろう。

日産 新型デイズ ハイウェイスター X プロパイロットエディション
日産 デイズ DAYZ 旧型 2013

分割式になった大容量の収納スペース ▲左:新型デイズ/▲右:旧型デイズ

大容量でありながら、収納自体は分割式になっていたりと収納物が取り出しやすくなり使いやすくなった収納スペース。

日産 新型デイズ ハイウェイスター G ターボプロパイロットエディション
日産 新型デイズ ハイウェイスター G ターボプロパイロットエディション

▲ティッシュなど入れるものが決まっていて、綺麗に収納が出来る

日産 新型デイズ インテリア
日産 新型デイズ インテリア

▲収納ボックスを圧迫していた証書や説明書にも専用ポケットがあり、スッキリと収まる。

日産 新型デイズ ベースグレード
日産 新型デイズ ベースグレード

▲左:前シートの背中にはスマホを差し込めるポケットが/▲右:後部座席にもドリンクホルダー付き

さらに広くなった後部座席

日産 新型デイズ ベースグレード
日産 デイズ DAYZ 旧型 2013

▲左:新型デイズ/▲右:旧型デイズ

後部座席の足元も旧型より広くなり、フロア部分には段差もなくなった。座面の位置は低めの設定だが、座面が伸びているのでバランスは取れており、ゆったりと座れるようなリアシートとなった。

また天井へのゆとりが増えた分、チャイルドシートを設置した際にもスペースが確保される。お子様のいる家庭にはありがたい仕様となっている。

日産 新型デイズ ハイウェイスター
日産 デイズ DAYZ 旧型 2013

容量が大きくなった荷室 ▲左:新型デイズ/▲右:旧型デイズ

どちらもシートを一番うしろに下げた状態ではあるが、荷室も広くなっていることがわかる。大きな荷物を積みながらも、後部座席にはゆったりと人が座れるというのは大きな進化だろう。

日産 新型デイズ ハイウェイスター

▲ラゲッジアンダーボックス

ラゲッジアンダーボックスを使うことでさらに容量も増えており、高さのあるものも積み込むことができるようになっている。

日産 新型デイズ ハイウェイスター X プロパイロットエディション

旧型デイズに比べても、エンジン等のパワートレインだけではなく、デザインという部分でも進化していることがお分かりいただけるはずだ。

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