オランダ留学生が研究成果を発表 岡山大で研修プログラム閉講式

岡山で3カ月学んだ成果を発表するライデン大の学生たち

 岡山大(岡山市北区津島中)で26日、オランダ・ライデン大からの短期留学生を対象にした、日本語や日本文化を学ぶ研修プログラム「地域文化研究」の閉講式があり、23人の学生が3カ月の成果を日本語で披露した。

 最終発表会で、学生たちは岡山県内の菓子製造会社や医療用品メーカー、博物館、自治体などを訪れて気付いたことを母国と比較しながら紹介。季節感を取り入れた和菓子に感激した体験や、オランダに多くある発電用風車を見なかった一方、瀬戸内市で稼働している大規模太陽光発電所(メガソーラー)に驚いたことなどを話した。

 女子学生(19)は「初めての日本で岡山に滞在し、ここが大好きになった。将来は日本語の翻訳などの仕事をしたい」と話した。

 岡山大は交流協定に基づき、2018年度から留学生の受け入れを開始。本年度は4月から座学や学外活動など全20回の授業を行った。滞在先の寮にはNIB(ビジネスに新聞を)の一環で山陽新聞朝刊が届き、講義に活用された。

© 株式会社山陽新聞社