映画『洗骨』 トロント日本映画祭にて 最優秀作品賞受賞! 照屋年之(ガレッジセール・ゴリ)監督コメント到着、「世界は狭い。みんな地球人。」

1月18日に沖縄県4館で先行公開され『ボヘミアン・ラプソディ』や『マスカレード・ホテル』など大作・話題作を押さえ6週連続で県内週末観客動員1位を記録した、照屋年之監督作『洗骨』。本作は、沖縄県で現在は公開22週目に突入し観客動員6万4千人を突破、県民の約20人に一人が観ているというロングラン&大ヒットを記録。

そんな“洗骨フィーバー”は全国にも拡がり、劇場も公開日の4館(1月18日)から、圧倒的な口コミの高さでじわじわと拡大、最終的に延べ124館での上映となり、絶賛の声が相次いでいる。上映後には自然と拍手が起こる現象も話題となり、「2019年ベスト!」はおろか、「人生ベスト級!」といった声も続出。

また、世界各国でも絶賛されており、昨年の沖縄国際映画祭を皮切りに、モスクワ国際映画祭、上海国際映画祭、ハワイ映画祭、済州映画祭で上映され、昨年8月、ニューヨークで開催された第 12 回JAPAN CUTS(ジャパン・カッツ)では観客賞を受賞。本年もアムステルダムにて開催された第 12 回シネマジア映画祭でも審査員特別賞を受賞。

そんな本作が今回、カナダ・トロントで開催されている第8回トロント日本映画祭にて上映され、最優秀作品賞に選出された。

トロント日本映画祭は、日本で観客や映画評論家に好評を得た作品や、海外映画祭や国内の映画賞受賞作などを上映。今年は『半世界』『こんな夜更けにバナナかよ』『食べる女』『あの日のオルガン』『孤独の血』『人魚の眠る家』『散り椿』『七つの会議』『翔んで埼玉』『居眠り磐音』などを含む30本弱の作品が上映されている。

現地時間24日に行われた『洗骨』の上映では、心待ちにしていた現地のファンが長蛇の列を作り、約400人収容の会場は超満員に。上映後は高揚した表情で割れんばかりの拍手と歓声を贈る熱狂ぶりを見せた。また本作が最優秀作品賞を受賞したことが発表され、受賞式も実施された。

今回の受賞を受け、照屋年之(ゴリ)監督よりコメントが到着。

言葉、文化は違っても人って変わらないんだなぁ〜と思いました。
同じ所で泣き、同じ所で笑い、家族を悩み、家族を頼る。こんな小さな粟国島のこんな小さな風習。
見過ごすのは簡単だが、共通するのは世界共通の人間関係。
トロントの感じ方に最初は緊張しましたが、無駄な心配。死者を悲しむ、死者を見送る、死者と決別する。どの国も同じ感情を抱く。そして驚きよりも、同じだった事に嬉しさを覚える。世界は狭い。みんな地球人。

『洗骨』トロント日本映画祭 上映 概要
【 日程 】 日本時間 6月25日(水) AM8:15~ / 現地時間 6月24日(月)19:15~
トロント日本映画祭 開催期間:現地時間 6月6日(木)~6月27日(木)
【 場所 】 日系文化会館
【 登壇者 】照屋年之監督

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