核禁条約採択2年で記念講演会 長崎で来月7日 バチカンの対応 解説も

 核兵器禁止条約の国連採択から2年を記念する講演会が7月7日午後2時~4時半、長崎市岡町の長崎原爆被災者協議会講堂で開かれる。ローマ法王フランシスコが11月下旬に来崎予定で、ローマ法王庁(バチカン)の核兵器に対する姿勢を巡る解説もある。参加無料。
 「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる県民の会」と県宗教者懇話会が共催。核禁止条約を巡る国際情勢を長崎大核兵器廃絶研究センターの中村桂子准教授が講演。カトリック長崎大司教区の高見三明大司教はバチカンの考えを解説する。
 核禁止条約は2017年7月7日に122カ国の賛同を得て採択された。批准国数は発効に必要な50カ国に対し、現在23カ国。バチカンは最初に批准した3カ国の一つ。フランシスコは13年の就任以来、繰り返し核廃絶を訴えている。
 問い合わせは県民の会(電095.844.0958)。

© 株式会社長崎新聞社