島原病院で災害訓練で初動など確認 大雨、大地震想定

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訓練で運ばれて来た負傷者の状況を確認する医師ら=県島原病院

 長崎県島原市下川尻町の県島原病院で24日、大雨や大地震など大規模災害を想定した訓練があり、医療や消防関係者らが、初動態勢などを確認した。
 県の災害拠点病院として災害に備え毎年実施。同院や島原地域広域市町村圏組合消防本部などから計約130人が参加した。
 「記録的短時間大雨情報」が同市に相次いで発令される中、有明海を震源とする震度5弱の地震が発生。複数の家屋が土石流に巻き込まれるなどで20~30人程度の負傷者が同病院に搬送されるという想定で訓練した。
 参加者は、歩行可能かどうかや自発呼吸の有無、問い掛けに応じるかなどで負傷程度を判定するトリアージを実施。優先順位の高い患者から治療に当たる流れを確認した。被災した精神科医療機関からの患者受け入れ、それに伴う災害派遣精神医療チーム(DPAT)の派遣要請などのシミュレーションもあった。
 県島原病院の徳永能治院長は「実際の災害では訓練時より少ない人材で多数の患者を受け入れる必要が想定される。あらゆる場面に対応できる経験を蓄積していきたい」とした。