登戸児童殺傷事件を受けた緊急会議の第2回会合が24日、川崎市の多摩区役所で開かれた。多摩署と区のほか、地元町会や区内の防犯、消防、教育関係者らが参加。事件を教訓とし、毎月28日に実施する「多摩区子ども見守りの日」の内容について申し合わせた。
見守りの日は、事件の風化を防ぐとともに、子どもたちが安心して登下校できる環境を再び整えるため、先月28日の事件を受けて企画。長期休暇中の7、12月をのぞき、毎月28日に区内の小学校全15校に署員を増派し、通学路の見守りを行う。第1回となる今月28日には、多摩署で出発式を行うことも決めた。
また、署はツイッターを用いた犯罪に関する情報発信も強化する。これまで文字のみで伝えていた公然わいせつ、不審者、痴漢、つきまといなどの事案の発生状況を、地図に落とし込んだ形で知らせる。7月1日をめどに開始し、1~2週間ごとに更新していくという。
緊急会議の開催は今回で最後とし、今後は区の安全・安心まちづくり推進協議会で情報共有していく。