田中美里と田中美佐子がバチバチ!! 遠藤憲一主演「それぞれの断崖」で“愛憎劇”

8月3日にスタートする遠藤憲一主演のフジテレビ系連続ドラマ「それぞれの断崖」(土曜午後11:40、東海テレビ制作)に田中美里と田中美佐子が出演する。

作家・小杉健治氏の同名小説を原作に、14歳の息子が同級生に殺され被害者の父となった志方恭一郎(遠藤)が、絶対に許せないはずの加害者の母にひかれていく禁断の愛と、家族の崩壊と再生を描く。遠藤演じる被害者の父・恭一郎と禁断の愛に堕ちていく加害者の母・八巻はつみ役の田中美里は「遠藤さんとは19年ぶりの共演です。先日そのドラマを見返して、遠藤さんが多くを語らず憂いを目で表現していて、改めて志方役にぴったりだと思いました。田中美佐子さんとは初共演です。すごくナチュラルに繊細な部分まで表現される方なので間近で見て学びたいです」と期待する。

一方、遠藤演じる恭一郎の妻で被害者の母・雪子を演じる田中美佐子は「私が思う遠藤憲一さんの一番の魅力は、気が弱いところ。若い頃は前に出ることができないタイプで苦労されていて、だからこそ今、必死に自分を表現している姿がすごくすてきだなと思います」と2007年の映画「ミックス」以来の夫婦役を喜ぶ。田中美里とは初共演で「名前が一文字違いゆえ一緒にキャスティングされることはないかなと思っていたので、今回実現できて良かったです。でも今回の脚本を読むと、この夏きっと演技上でバチバチあるかもですね」と話している。

またドラマの主題歌を担当するのは約10年ぶりとなるCHEMISTRYが、本作のために「Angel」を書き下ろす。撮影を見学した川畑要が「直接拝見させていただくとリアルな感じが伝わってきて、とても貴重な体験でした。このドラマを僕らの楽曲でパワーアップさせることができればと思います」と感想を述べると、堂珍嘉邦も「ドラマから歌、もしくは歌からドラマ、というような、いい相乗効果が生まれたら」と話している。楽曲を聞いた遠藤も「やっぱりコーラスが上手だよね」と絶賛。さらに歌詞については、「志方恭一郎の気持ちが込められているような気がした。今っぽさも持ちつつ、でもダンスミュージックとは違った感じが僕は好きです。男らしく、とても刺激を受ける曲」と気に入ったようだった。

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