県内のJA連携、横浜で販売会 旬の農産物PR、29日も

県内各地域の農産物が並んだ「かながわじゃんフェア」=横浜市港南区のイトーヨーカドー上永谷店

 地元で採れた旬の農産物をPRしようと、JAグループ神奈川は28日、イトーヨーカドー上永谷店(横浜市港南区)で、野菜や果物の販売会「かながわじゃんフェア」を開催した。県内の各JAが連携し、量販店で販売会を開催するのは初めて。店頭には各地域の特産品が並び、終日、にぎわいを見せた。

 JAグループ神奈川は昨年7月、地元農畜産物をPRする活動をスタート。それまでは県内に13あるJAがそれぞれ販売促進活動を行ってきたが、県内の農畜産業の底上げを図るため「オール神奈川」の取り組みを行っている。

 この日は、県内五つの農協が参加。栗のようにほくほくで甘みのある「こだわりかぼちゃ」(JAよこすか葉山)や、2016年から市場出荷されている茅ケ崎の「トルコナス」(JAさがみ)、大磯町のハウスみかん「湘南の輝き」(JA湘南)など各地の特産品約20品目を販売した。

 JA神奈川県中央会・連合会の長嶋喜満会長は「新鮮でおいしい県内の農産物はまだまだ知られていないものも多い。フェアを通じてより多くの方に知ってもらい、味わっていただきたい」と強調。同様の販売会を県内各地で開催していくという。

 フェアは29日も同所で午前9時から午後3時まで開催される。

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