初夏に食べられる高級ミカン「湘南の輝き」の出荷作業が27日、大磯町生沢のJA湘南ミカン選果場で始まった。露地栽培のミカンと比べると5倍ほどの価格に見合う甘さが自慢で、お中元などの贈り物として人気を集める。
「湘南の輝き」は2005年に商標登録され、今年は大磯、二宮両町のミカン農家4軒でハウス栽培。温度と水を徹底的に管理することで「露地栽培よりも高い糖度を保つことができる」と生産農家の神保正一郎さん(47)は説明する。
出荷作業は9月上旬まで続き、34トンが県内市場に出回る見込みだ。1.25キロ入りで2350円と値は張るが、神保さんは「ブランドイメージが定着している。甘さと品質の高さはどこのミカンにも負けない」と自信を見せる。問い合わせは、JA湘南あさつゆ広場電話0463(59)8304。