雲仙市初めての「こども食堂」 浜観ホテルで開設 120人が交流楽しむ

食事を楽しむ子どもたち=雲仙市、浜観ホテル

 長崎県雲仙市で初めてとなる「こども食堂」が6月30日、同市小浜町の浜観ホテルで開かれ、多くの親子連れらが食事や交流を楽しんだ。毎月1回開く予定。
 同ホテルを運営するジスコグループ(諫早市)が社会貢献活動の一環として実施。同社は2016年から諫早、大村両市の公民館やホテルなどに、こども食堂を開設し、浜観ホテルは5カ所目。この日はハヤシライスや唐揚げ、デザートの杏仁(あんにん)豆腐などを提供し、約120人が訪れた。
 友人の家族や子どもと足を運んだ雲仙市千々石町の城井成美さん(31)は「イベント感覚で参加し、お昼ご飯を準備する手間も省けて助かる」と笑顔。長男の要君(6)は「ハヤシライス大好き。おいしかった」と満足そう。食後に子どもたちは絵本の読み聞かせを楽しみ、保護者らはおしゃべりに花を咲かせた。
 浜観ホテルでの「こども食堂」は、毎月最終日曜の午前11時半から午後1時半予定。中学生以下は無料で、同伴の保護者は100円。問い合わせは同グループ(電0957.27.1112)。

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