<レスリング>ロシアが3階級を制覇、ステパン・マリャニャンは60kg級で優勝…2019年欧州大会(4)

60kg級に照準を定めそうなステパン・マリャニャン(ロシア)=提供・UWW

 欧州大会レスリング競技第5日は6月29日、ベラルーシ・ミンスクで男子グレコローマン3階級のファイナルなどが行われ、ロシアが3階級を制覇した。

 60kg級は、63kg級で昨年の世界選手権と今年の欧州選手権を制しているステパン・マリャニャンが優勝。初戦で60kg級の昨年世界2位・今年欧州1位のビクトル・シオバヌ(モルドバ)をテクニカルフォールで下した。9月の世界選手権(カザフスタン)へ向けて、同級で昨年の世界王者に輝いたセルゲイ・エメリンとのロシア代表争いが激化しそう。

 67kg級は昨年欧州王者のザウール・カバロエフが優勝。やはり昨年世界王者のアルテム・スルコフとのロシア代表争いが展開されるか。

 77kg級は昨年の世界チャンピオンのアレクサンドル・チェキルキンが勝った。3月のダン・コロフ-二コラ・ペトロフ国際大会(ブルガリア)では5位に低迷したが、再浮上なるか。

 各階級の成績は下記の通り。


男子グレコローマン

 【60kg級】
[1]Maryanyan, Stepan(ロシア)
[2]Torba, Erik(ハンガリー)
[3]Ciobanu, Victor(モルドバ)
[3]Chkhartishvili, Dato(ジョージア)

 【67kg級】
[1]Kabaloev, Zaur(ロシア)
[2]Bolkvadze, Shmagi(ジョージア)
[3]Daurov, Soslan(ベラルーシ)
[3]Nemes, Mate(セルビア)

 【77kg級】
[1]Chekhirkin, Aleksander(ロシア)
[2]Chalyan, Karapet(アルメニア)
[3]Kessidis, Alexandros Michel(スウェーデン)
[3]Loerincz, Tamas(ハンガリー)

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