このままだとダメ!今夏「必ず」移籍すべき、プレミアリーグの15名

『FourFourTwo』は、「今夏のマーケットで必ず今のチームを離れなければならない15名のプレミアリーグ選手」という記事を掲載した。

世界の最高峰となったイングランド・プレミアリーグ。数々のタレントが集まってくることもあり、実力者であってもプレーできない状況になることは日常茶飯事である。

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そのなかで、今後のキャリアのために必ず移籍先を探すべき15名のタレントとは?

フィンセント・ヤンセン(トッテナム)

輝かしいシーズンを過ごしたトッテナムでまさに「忘れられた存在」となってしまったヤンセン。

ハリー・ケインが怪我をした時、フェルナンド・ジョレンテやソン・フンミンが使われる一方、ヤンセンはわずか3試合の途中出場に終わった。他のクラブなら活躍できる才能を持つだけに、この立場は厳しすぎる。

ベン・ギブソン(バーンリー)

記者にとって、週末の前日にバーンリーのスタメンを予想することは簡単な仕事だった。ショーン・ダイチェ監督は好みのイレブンを持っており、センターバックはベン・ミーとジェームズ・タルコフスキだった。

ギブソンはその実力に値しない、わずか63分という出場時間のみに終わった。シーズンの早い段階でヘルニアを患ったことも助けにはならなかった。

ダニー・ドリンクウォーター(チェルシー)

どうして彼を3500万ポンドも出して買ったのか、買ったのになぜこれほどまでに使われないのか。レスターでタイトルに貢献したセンターハーフは、もはやチェルシーでなんの役割も果たしていない。

マウリツィオ・サッリ監督は彼に移籍を直接勧めたとのことだが、ドリンクウォーターは退団を選択せず、クラブに残った。その結果がこれだ。指揮官が変わったとはいえ、さらなる残留は大きなリスクがある。

エウデル・コスタ(ウォルヴァーハンプトン)

昨季はヌーノ・エスピリト・サント監督の下で3トップのレギュラーを務めていたポルトガルのウイングは、今季3バックシステムへの変更で完全に出番を失ってしまった。

チームはラウール・ヒメネスとディオゴ・ジョタのコンビで結果を出したため、これが変化することは期待できない。コスタは来季もバックアップにしかなれないとするならば、この25歳は新しいチャンスを求めるべきだ。

ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)

結局の所、デ・ヘアも人間なのだ。今季の終了間際にはまるで彼らしくない、神が体から抜けてしまったかのようなミスを冒した。それでも彼は世界最高のゴールキーパーである。

だからユナイテッドを去るべきだ。もはやこのチームは、復活までに数年以上の時間を必要とするほどの状況だ。デ・ヘアはチャンピオンズリーグで戦うに値する選手だ。2020年にフリーエージェントになるからといって、それを待つ必要はない。

カルロス・サンチェス(ウェストハム)

膝の怪我で昨季苦しんだカルロス・サンチェスは、今季20歳の超新星デクラン・ライスの台頭で立場を大きく悪化させることになった。

明らかに現在デクラン・ライスは傑出した存在であり、もはやウェストハムから外すことはできない。33歳のコロンビア代表MFにつけ入る隙はないだろう。契約満了まで残り1年というタイミングでもあるし、新しいクラブを探すべきだ。

ウィルフリード・ザハ(クリスタル・パレス)

ザハはクリスタル・パレスのサポーターに愛されている。しかし、ファンが思っているよりも長くこのクラブに残ったとも言える。

彼はそろそろチャンピオンズリーグでの戦いを望んでいることを公に明かしており、移籍したいと考えている。もう27歳であり、パレスにとっても売り出し時だ。両者がともに得ができるはず。

シュコドラン・ムスタフィ(アーセナル)

追い出される前に、退団するべきなのか。アーセナルのファンにとっては賛否両論になるだろう。ムスタフィはこのチームの最終ラインの中でマシな方だからだ。しかし重大な瞬間に集中力を失う傾向があり、それが足を引っ張っている。

バレンシアから獲得した際に支払った3500万ポンドで売れることはないだろうが、彼の高額な賃金は回収できる。ミランやリーガのクラブが関心を寄せていると言われるなか、このタイミングで売るのが適切ではないか。

ジェームズ・マッカーシー(エヴァートン)

恐ろしい足の怪我からマッカーシーは帰ってきた。2018年1月以来長くピッチを離れていたが、今年4月のマンチェスター・ユナイテッド戦で久々にプレミアリーグで出場することが出来た。

しかし、今季はそれが最初で最後だった。マルコ・シルバ監督はすでにたくさんの選択肢を持っており、アンドレ・ゴメスも完全移籍で獲得する。残念ながらマッカーシーに活躍の場はないだろう。

ニコラス・オタメンディ(マンチェスター・シティ)

ジョゼップ・グアルディオラにマンチェスター・シティで初めてのリーグタイトルをもたらしたセンターバックであるが、もはやエメリク・ラポルトとジョン・ストーンズのバックアップになってしまった。

ヴァンサン・コンパニが抜けるとはいえ、ハリー・マグワイアの獲得が近づくと言われる中でシティに残るのはリスクがある。オタメンディは活躍できる場所へ移る時期が来ている。価値がまだ高いうちに。

ケレチ・イヘアナチョ(レスター)

2017年にマンチェスター・シティから彼を引き抜いた時、レスター・シティは前線にゴールマシンを導入できたと考える者は多かった。しかしそれ以来、何も上手く行っていない。

22歳の彼は昨季30試合でわずか1得点しか決められず、スコアラーとしての仕事を果たせない選手になってしまった。アフリカネーションズカップにも選出されない立場となり、彼自身もレスターに残ることに得はない。

アダム・ララーナ(リヴァプール)

マウリシオ・ポチェッティーノが率いるサウサンプトンでブレイクを果たし、そしてリヴァプールにやってきたララーナ。クロップ体制初期のハイテンポなサッカーに最も応えられた選手の一人でもあった。

しかし、リヴァプールがそれ以来飛躍的に進歩を遂げた。多くの選手がシステムに適合していく中で、怪我も多いララーナは逆に置いていかれてしまった。31歳になった彼はそろそろ慎重に未来を考えるべきだろう。

ヴィクター・モーゼス(チェルシー)

モーゼスがイングランド・プレミアリーグの優勝チームにおいて重要な役割を果たしたことは、もはや忘れられてしまっているようにも見える。

かなり長い間プレーしている印象だが、まだ28歳だ。彼はまだまだやれる。フェネルバフチェでのローンは成功し、8試合だけしかプレーしていないにもかかわらず4ゴールを決めた。しかしチェルシーではもう立場が厳しすぎる…。

ジョー・ハート(バーンリー)

トム・ヒートンとニック・ポープが窮地に陥ったとき、ハートはバーンリーのレギュラーになるチャンスに飛びついた。しかし当初の予想通り、期待に添えるほどのパフォーマンスは見せられず、ヒートンが戻ってきたらすぐに置き換えられてしまった。

そしてバーンリーもそれから調子は向上した。32歳のハートにはクラブからフリーでの移籍が許されていると言われており、ミク・メニャンを失う可能性が高いリールが接近しているとも。

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ダン・バーン(ブライトン)

ルイス・ダンクとシェイン・ダフィーがいて、さらにレオン・バログンも控えている。2mを超える身長を持つ27歳のディフェンダーには入り込む余地がなかった。1月に正式加入してから、出場数はゼロである。

昨年夏に獲得されてから半年間ウィガンにローンで残ったことが仇となったか、チームの構成上必要のない余剰戦力に変わってしまった。2019-20シーズンも同じようにどこかへ貸し出される可能性は高いし、そうしなければならない。

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