ホームラン・ダービーにイェリッチら5選手の参加が決定

オールスター・ゲームの前日、日本時間7月9日にインディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドで行われるホームラン・ダービーには8人のスラッガーが出場する予定だが、そのうち5人の顔ぶれが明らかになった。地元開催となるカルロス・サンタナ(インディアンス)のほか、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、ピート・アロンゾ(メッツ)、ジョシュ・ベル(パイレーツ)の出場が決定しているようだ。

サンタナは、今季ここまで打率.293、18本塁打、50打点、OPS.945と自己最高級の成績をマーク。史上3人目の「本拠地でのホームラン・ダービー優勝」を目指すが、ホームラン・ダービーを制することができれば、インディアンスの選手としては初の快挙となる。

20歳のゲレーロJr.は、メジャー最高級の有望株として大きな注目を集め、今季ここまで打率.251、8本塁打、23打点、OPS.742をマーク。20歳114日でのホームラン・ダービーは史上最年少である。殿堂入りの強打者である父のブラディミール・ゲレーロは、2007年にサンフランシスコで行われたホームラン・ダービーを制しており、「親子でのホームラン・ダービー優勝」を目指す。

昨季のナ・リーグMVPであるイェリッチは、今季ここまでメジャー最多の29本塁打を放つなど、打率.328、63打点、18盗塁、OPS1.129と素晴らしい成績をマーク。2年連続のMVP受賞を射程圏内に捉えている。ブリュワーズの選手がホームラン・ダービーを制すると、2009年のプリンス・フィルダーに次いで2人目となる。

アロンゾもゲレーロJr.と同じく、今季メジャーデビューを飾った新人選手である。今季すでに28本塁打を放ってメッツの新人記録を塗り替えており、打率.278、64打点、OPS.999をマーク。メッツでは、1986年にダリル・ストロベリーがホームラン・ダービーを制しているが、このときはウォーリー・ジョイナー(エンゼルス)との同時優勝であり、単独での優勝となれば球団史上初となる。

ベルは、昨季148試合で12本塁打に終わったものの、今季ここまで打率.301、22本塁打、70打点、OPS1.001と大ブレイク。450フィート以上の特大アーチをメジャー最多の5本も放っている。インディアンスのサンタナ、ブルージェイズのゲレーロJr.と同様、ホームランダービーを制することができれば、球団史上初の快挙となる。

出場選手8人のうち、残りの3人は後日発表予定であり、出場の可能性が取り沙汰されている大谷翔平(エンゼルス)の動向にも注目だ。

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