ペレス「ポイントにはあと一歩及ばなかった。何度経験しても11位は悔しい」レーシングポイント F1オーストリアGP日曜

 2019年F1第9戦オーストリアGPが行われ、レーシングポイントのセルジオ・ペレスは11位、チームメイトのランス・ストロールは14位だった。

■スポーツペサ・レーシングポイントF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=11位
 全力を尽くしたが、ポイントにはあと一歩及ばなかった。スタートは良かった。ただ、ターン3で(アントニオ・)ジョビナッツィを抜こうとした時にロックアップして失敗し、そこからレースの終わりまで、ほぼずっと彼を追いかけて過ごすことになった。

 レースの前半戦では、ソフトタイヤとミディアムにあまり大きな差はなかったし、前にいたクルマの大半はほぼ同じ戦略で走っていたから、周りと違うことを試みるチャンスは事実上なかったんだ。11位でフィニッシュというのは、何度経験しても悔しいものだが、これが今日の僕らのスピードを正確に反映したポジションだった。

ランス・ストロール 決勝=14位

2019年F1第9戦オーストリアGP ランス・ストロール(レーシングポイント)

 完全に運に見放されたレースだった。最初のスティントでは、見通しは明るそうに見えた。僕は(ニコ・)ヒュルケンベルグと(セルジオ・)ペレスの背後でチャンスをうかがっていた。ところが、そこでパワーユニットに何らかの問題が起きて、10周ほどの間、様子を見なければならなかった。あれで5〜6秒は失ったと思う。何が起きたのか正確なところは聞いていない。

 そして、燃料流量計にも問題があることがわかり、少しエンジンのモードを下げる必要に迫られた。(ダニエル・)リカルドにポジションを奪われたのは、そのせいだ。

 全体としてタフな午後だったのは間違いないが、すでに視線は次のシルバーストンに向けている。チームにとってのホームレースが楽しみだ。

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