覚えているだろうか「女子大生ブーム」を 私が完全に乗り遅れた原因は“西武線のせい”だ|中川淳一郎

バブル経済が最高潮になった1989年に平成の時代は開始した。若い男女がせっせと恋愛に励むトレンディドラマがブームになり、1980年代初頭から続く女子大生がテレビでチヤホヤされるなどする「女子大生ブーム」の時代にもなっていた。

私は1987年から1992年までアメリカに住んでいたため、この狂騒はよく知らなかった。だが、「どうやら日本の若者は恋愛を無茶苦茶楽しんでいるらしい」「大学に入れば華やかな女子大生とお近づけになり、日夜デートに勤しむらしい」といった知識を植え付けられていた。

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