阿部の400本塁打は球団史上3人目、NPBでは史上19人目
【打者】
○1000試合出場
今宮健太(ソ)2019.6.4 中日戦 499人目
○1000安打
銀次(楽)2019.6.9 中日戦 299人目
山田哲人(ヤ)2019.6.30 巨人戦 300人目
○350二塁打
阿部慎之助(巨)2019.6.13 西武戦 42人目
○400本塁打
阿部慎之助(巨)2019.6.1 中日戦 19人目
○150本塁打
レアード(ロ)2019.6.14 中日戦 173人目
○100本塁打
ウィーラー(楽)2019.6.18 阪神戦 293人目
○100死球
糸井嘉男(神)2019.6.2 広島戦 21人目
○1000三振
坂本勇人(巨)2019.6.7 ロッテ戦 67人目
ヤクルトの山田哲は史上300人目の1000安打を達成
ヤクルトの山田哲人の1000本安打は、通算897試合での達成。これは史上30位タイ。球団では、青木宣親(2010年7月4日達成)の770試合(史上2位)、アレックス・ラミレス(2007年4月21日達成)の854試合(史上11位)に次ぐスピード記録。
楽天の銀次の1000本安打は、生え抜き選手としては球団史上初。嶋基宏が924安打でこれに続いている。
巨人、阿部慎之助の400本塁打は、史上19人目だが、巨人では王貞治(868本塁打)、長嶋茂雄(444本塁打)に次いで史上3人目。また捕手としては、野村克也(657本塁打)、田淵幸一(474本塁打)に次いで史上3人目。西武の中村剛也が400本塁打まであと2本に迫っている。阿部の350二塁打も大きな記録。巨人では王(422二塁打)、長嶋(418二塁打)、川上哲治(408二塁打)に次ぐ3位。ただしこの記録は坂本勇人が330本で迫っている。捕手としては、野村克也(397二塁打)、谷繁元信(393二塁打)、古田敦也(368二塁打)に次ぐ史上4位。
楽天、ウィーラーの100本塁打は、楽天史上2人目。1位は山崎武司の191本塁打。
阪神、糸井嘉男の100死球は史上21人目だが、糸井は日本ハム時代の2011年に19死球で最多死球を記録するなど、シーズン2桁死球が4回もある。今月で38歳になるが、長期離脱することなくチームを引っ張っている。
投手では阪神の西が通算1000奪三振、史上149人目
【投手】
〇1000奪三振
西勇輝(神)2019.6.21 西武戦 149人目
阪神の西は今季3勝と勝ち星に恵まれていないが、パ・リーグからセ・リーグに移籍した今季も安定した投球。防御率も2点台だ。もともと奪三振の多い投手ではないが、与四球も少なく、ローテの柱として健闘している。
これ以外に西武の中村剛也は6月14日のヤクルト戦で通算18本目の満塁本塁打。自身が持つ史上最多記録をさらに更新。2位は王貞治の15本。
満塁本塁打と言えば、今月はロッテの江村直也(6月2日西武戦)、DeNAの楠本泰史(6月9日西武戦)が記録しているが、いずれもプロ初本塁打だった。これは史上60、61人目だった。
6月21日のヤクルト-ロッテ戦ではロッテの荻野貴司とヤクルトの山田哲人が初回先頭打者本塁打を打ちあった。これは史上14回目の珍記録だ。(広尾晃 / Koh Hiroo)