楽天平石監督「悔しいですね…」8回銀次2ランで逆転も、その裏再逆転食らう

楽天・平石洋介監督【写真:荒川祐史】

8回に登板したブセニッツが4安打を集中されて3点を失う

■ソフトバンク 8-6 楽天(2日・ヤフオクドーム)

 楽天は痛恨の逆転負けで、引き分けを挟んで4連敗となった。2日、敵地ヤフオクドームでのソフトバンクとの首位攻防戦。8回に銀次の2ランで逆転したものの、その裏にブセニッツが捕まり再逆転を許し、試合後、平石洋介監督も「粘ってくれていたんですけどね……。悔しいですね」と唇を噛んだ。

 先発の石橋が初回に3点を先制され、リードを許す苦しい展開だった。それでも7回に茂木が3ランを放って1点差に接近。8回には代わったモイネロをつかまえ、銀次が今季2本目の本塁打となる2ランを放って試合をひっくり返した。今季21度の逆転勝ちを誇る“逆転の楽天”の真骨頂が発揮された……かに思われた。

 だが、8回にマウンドに上がったブセニッツが誤算。先頭の高谷に右前安打を浴びると、牧原、福田への連打で繋がれ、グラシアルに右前へ逆転の二塁打を浴びた。さらにデスパイネにも犠飛を許し、この回4安打で3失点。痛い逆転負けとなった。

 2試合連続失点となったブセニッツについて指揮官は「ちょっとカーブの制球がここのところ良くない。1球種減ってしまっている。修正しないといけない」と顔をしかめた。首位攻防戦で敗れ、交流戦明けはまだ未勝利。首位ソフトバンクとの差は3ゲーム差に広がった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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