「案内係のペッパーです」−。大和市役所に21日、人型ロボット「Pepper」が登場した。来庁者を身ぶり手ぶりを交えてもてなし、さっそく人気を集めている。
胸元のモニターに触れると、市内のおすすめスポットや来月のイベントなどを教えてくれる。早口言葉や手品など子ども用のゲームも好評だ。
「大好き」と呼びかけると「お世辞でもうれしいです」と喜び、「時給はいくら」と尋ねれば「社長に聞いてください」と素っ気ない。触れあった市民は、さまざまな受け答えを楽しんでいた。
写真撮影用にポーズをとったり、握手のために手を差し伸べたりもする。市内の豊泉晴二さん(67)は「すごい時代になったな」と感心していた。
お披露目となった19日の「やまとロボットフェスタ」では、ペッパー目当てに最長90分待ちの行列ができた。市は月7万円で3年間レンタルする。