寺島進演じる破天荒ドクターが大暴れ! ストレス解消を約束

テレビ朝日系で7月4日に放送する木曜ミステリースペシャル「ドクター彦次郎」(午後8:00)に主演する寺島進が、「ストレス解消にはもってこいの名作です!」と、その出来栄えに自信をのぞかせた。

本ドラマは、寺島が扮(ふん)する、タコ焼き屋台の店主から転身した異色の人情派ドクター・大藪彦次郎が古都・京都を舞台に、医師ならではの着眼点から謎を解いていくミステリーの第4弾。主人公の彦次郎は、強面な上にガラッパチな言動が災いし、初対面の人物にはまず医師だと信じてもらえないものの、医者としての腕は超一流。人間の持つ自然治癒力を大切にし、診察はもちろん、悩み事相談や夫婦ゲンカの仲裁まで、患者の問題にとことん真剣に向き合い、街の人々から“彦ちゃん”と呼ばれて親しまれている。

2015年にスタートした本シリーズだが、実は寺島にとって、この彦次郎が初の町医者役で「未知の世界にチャレンジできることにすごくワクワクしていましたね。どうせやるなら誰もやったことがない破天荒なドクターを演じてみたいなと思いました」とスタート当初を振り返った。

また、本シリーズを「今までにないほど“寺島進らしい部分”が出たシリーズだと思っています」と格別な愛着を持っていることを告白。寺島本人が考える“寺島進らしさ”について「それはやっぱり“人情味”ってことかな。世知辛い世の中になってしまったからストレスがたまっている人も多いと思いますが、ストレス解消にはもってこい! とにかく元気が出るドラマです」とシリーズの魅力を語った。

最新作の見どころについて「時代は令和になりましたが、昭和の匂いがする彦次郎の診療所と現代的なスーパードクター軍団。その対比がうまく描かれてエッジが効いた作品になっています。もしかしたら梅雨が明けちゃうかもしれないぐらい、スカッとして元気が出るドラマだと思います。自分で言うのもなんだけど、本当に名作に仕上がったと思っているので、1人でも多くの方に見ていただきたいですね!」とアピールしている。

物語は、彦次郎(寺島)が、なじみのおかみ・小川志乃(黒谷友香)が営む老舗旅館から、宿泊客の男性が倒れたという知らせを受けるところから始まる。いつものとおり自転車で急行したところ、すでにそこには別の医師が駆けつけており、宿泊客の宮脇圭介(大西武志)が食物アレルギーを装って慰謝料をかすめ取ろうとしたことを見破っていた。冷静に騒動を収めた医師は、なんと彦次郎の医大時代の同級生・高梨英一郎(山口祥行)だったのだ。ところが翌朝、宮脇が河川敷で絞殺死体となって発見される。京都府警刑事の後白河孝麿(宇梶剛士)らが捜査したところ、宮脇は元医療ジャーナリストで、「向谷記念病院」について何やら探っていたことが分かる。病院は彦次郎と高梨の恩師・向谷教授の娘・美月(大塚千弘)が院長を務めており、高梨をはじめとするスーパードクターたちが多数在籍していた。そんな中、第2の事件も起きてしまい…。

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